ポルシェは、シュツットガルトに本拠を置くテクノロジー会社home-iXとパートナーシップを結ぶことを発表しました。
home-iXは、元ポルシェ従業員のMehmet ArzimanとHeiko Scholtesによって昨年設立された新しい企業です。自動車メーカー向けにスマートホームとの連携機能開発事業を行っています。
ポルシェ子会社のポルシェ・デジタルはhome-iXの株を少数保有し、スマートホーム、自動車、スマートフォン、デジタルアシスタントを連携する方法を模索するプロジェクトを立ち上げました。
ポルシェ・デジタルのチロ・コスロフスキーCEOは今週、今回のパートナーシップについて「私たちは常にデジタル化戦略を追求している」と強調しました。今後は、スマートホームと連携して、家庭内での室温調節の傾向を参考にし、車内空調も同一の温度を保つように作動することなどが予定されています。
ポルシェはスマートホームと自動車の連携によって、家庭内でも、移動中でも、どこにいても効率的な利便性、信頼性、生産性を実現した暮らしを提供することを目指しているとのことです。
Home-iXは、ポルシェの自動車という伝統的産業と、スマートホームなどの先端産業の間の橋渡しをしていくことを目標としています。既存の企業が提供するソリューションを、競合するのではなく、統合することでこれを実現しようとしているのです。