カナダのSaaS(Software as a Service)アクセラレータ「L-Spark」は、「Telco Telus」とともに、「BlackBerry」およびオタワを拠点とするソフトウェア会社「Solace」と協働するSecure IoT Acceleratorプログラムを開始しました。
このプログラムは、ローカルのIoTベンチャーが「セキュアバイデザイン」技術を使って世界規模で活動できるようにするものです。このプログラムは、「Telus」のグローバルコネクティビティとIoTサイバーセキュリティサービス、「BlackBerry」のセキュアOS、および「Solace」のデータ移動機能を組み合わせた機能を活用するIoT製品およびサービスを開発するために、そのポートフォリオの企業を支援します。
「Telus」のCTOであるIbrahim Gedeon氏は次のように述べています。
「次世代のセキュリティ製品とサービスがそのエコシステムに利用可能であることを確実にすることはその成功に不可欠です。「L-Spark」のSecure IoT Acceleratorをサポートすることを誇りに思います。
世界クラスの「Telus」 LTE-Mネットワークへのアクセスを含む、参加者がSecure IoT Acceleratorの一環として受け取るメンターシップとリソースは、これらの企業の成長の足がかりとなり、最終的にはカナダのIoT市場全体を強化するでしょう。」
2019年2月に、「BlackBerry」のCEO、John Chen氏は、カナダ政府と共同で「次世代の自動車用接続および安全ソリューション」を開発するための1億8,120万ポンドの投資を発表しました。
カナダ政府はまた、このプロジェクトに2,300万ポンドの投資を約束しています。さらに、カナダの多国籍企業は、政府、中等教育機関、民間企業と提携するために、サイバーセキュリティを強化するための300万ポンドの追加資金提供も発表しました。
「BlackBerry」は、民間企業と公共機関が協力し、セキュリティ資格管理システム(SCMS)サービスの活用によるスマートシティと高度道路交通システムの開発を促進することを約束しています。
この要件に対処するために、「BlackBerry」はデジタル証明書を使い信頼できるプライベートな方法で情報を交換するために、SCMSサービスを提供する予定です。同社は、スマートシティやコネクテッドカーのパイロットに携わる自動車メーカーや官公庁に手数料を請求しないとしています。
(画像引用:https://www.iottechnews.com/news/2019/mar/29/blackberry-telus-l-spark-among-those-launch-programme-canadian-iot-startups/)