米国を拠点とするファブレス半導体企業、「Silicon Labs」は、新しいBluetoothベースの方向探知ソリューションを発表しました。これは、モノのインターネットに対する業界で最も包括的な接続ソリューションと言われています。
同社の小売、産業および商業の顧客は、バージョン5.1のBluetooth Core Specificationで追加された方向探知機能を利用して、資産追跡、屋内ナビゲーション、スペース使用率、およびポイントオブエンゲージメントなどのロケーションベースのサービスを改善できます。
新たに追加された方向探知機能は、装置が5度以内でBluetooth信号の方向を探知できるようにし、到来角(AoA)や出発角(AoD)を含む信号の方向を決定するいくつかの方法をサポートします。現在、この新しいBluetooth 5.1ソリューションにより、開発者は位置精度を1メートル未満のレベルまで改善する製品を開発することができます。
Bluetooth 5.1は、開発者がGATTキャッシング機能を使用してスマートホーム接続のパフォーマンスを向上させるのにも役立ちます。
「EDN」が今月初めにCESのイベントに続いて書いたように、もう1つの米国ベースのサービスとしてのサービス(EaaS)プロバイダーである「Rigado」は、Bluetoothに賭けている別の会社です。同社は、同時に約20台のアクティブBluetoothデバイスをサポートするチップを含む、Bluetooth接続用のコンポーネントを開発しています。同社は、IoTアプリをホストし、5つのチップを統合した最大100台のアクティブBluetoothデバイスを約2,000平方フィートの面積で接続できるデバイスを開発することによって、独自のBluetoothゲートウェイを構築しました。Bluetoothゲートウェイは、在庫や消耗品を追跡および監視するためのこのテクノロジの便利で低コストな方法により、小売店、レストラン、医療施設にとって有益となる可能性があります。
(画像引用:https://www.iottechnews.com/news/2019/jan/30/silicon-labs-bets-bluetooth-iot-based-location-services/)