「Canonical」は、ソフトウェア開発リスク、セキュリティメンテナンスコスト、およびIoTデバイスの市場投入までの時間を短縮することを目的としたUbuntu Core18を発表しました。
「Dell EMC」のグローバルIoT・ PCセールス担当副社長、John Dauskurdas氏は次のように述べています。
「「Dell」は、過去3年間、「Canonical」と緊密に協力し、すべてのEdge GatewayプラットフォームでUbuntu Coreを認証してきました。Ubuntu Coreにより、お客様は、ビジネスを効果的に運営するために必要な深い洞察を提供する、高度に安全で安定したIoTソリューションを構築することができます。ビルトインのApp Storeインフラストラクチャを利用して、新しい機能を安全に維持し、新しい機能を提供したいというお客様からの大きな関心をいただいています。」
Ubuntu Core18は、デジタル署名された不変の「スナップ」を使用して、破損や改ざんに対する耐性を確保しています。改ざんが発生した場合、スナップの制限された性質により、危険にさらされたアプリケーションが損傷を拡大するのを防ぎます。スナップは、Ubuntuサーバー、デスクトップおよびクラウドイメージで機能し、プラットフォームの1つのフォーマットと1つのプロセス方法論により、IoTスナップを構築するために任意のワークステーション、ビルドファーム、クラウド、またはサーバーを使用することができます。
「Vodafone」と「Telefonica」が率いるCrowdCellプロジェクトは、フェイスブックのTIPイニシアチブの一環として、費用効果の高いセルラー接続を提供します。一方、欧州宇宙機関は現在、Ubuntu Coreのスナップを搭載した、幅広いアプリケーションを開発するためのアプリケーション対応の衛星通信ネットワークを開発者に提供しています。
「Canonical」によると、OSは長期にわたる産業用およびミッションクリティカルな展開を可能にするために10年間の低コストのセキュリティメンテナンスを設ける予定です。製造業者または企業は、ニーズに合わせてこれらのアップデートを管理できます。承認されたアップデートは24時間以内にすべてのデバイスに配布されます。更新が行われるたびに、必要に応じて簡単にロールバックできるように、スナップショットとともに以前のバイナリが保持されます。サイズを最小限に抑えるために自動圧縮が実装されています。
(画像引用:https://www.iottechnews.com/news/2019/jan/23/ubuntu-core-18-iot-device-security-cost/)