株価低迷が続いているため、「GE」は短期的な収益の増加を目指し、新しい独立型のIoTソフトウェアビジネスを創出しています。それは、PredixプラットフォームとGE Powerのデジタルおよびグリッドソフトウェアユニットを含む、GEデジタルビジネスを融合させる新しい産業用IoTビジネスです。
「GE Digital」は、2020年までに「GE」を”デジタル産業企業”に変革しながら、トップ10のソフトウェア企業とするために設立されましたが、新しい産業用IoTソフトウェア企業は、より明確な年間ソフトウェア売上高は、12億ドルという収益目標を掲げます。新たな「GE Digital」事業は、ブランド変更され、独自のエクイティ構造と取締役を迎えます。
「The New York Times」によると、2017年11月、同社の前CEOであるJohn Flannery氏は、「GE Digital」の経費を4億ドルの25%以上削減する意向を発表しました。Flannery氏は、GE Digitalユニットのための「もっと焦点を絞った戦略」を好むとも述べました。
カリフォルニア州サンラモンに本社を置く「GE Digital」は、既にある程度の自立性を持っています。2018年、最高経営責任者であるBill Ruh氏は自身の退社を発表し、同時に、2019年からユニットの暫定最高執行責任者を務める「GE Digital」の最高執行責任者の人材を、社内外で探していると発表しました。
2018年の夏、「Wall Street Journal」は、「GE」が自社のGE Digital IIoT部門を売却したい意向だと伝えました。また、2018年には、同社は、自社のソフトウェアを産業分野のサービス担当者の管理に使用する「ServiceMax」の株式の90%を「Silver Lake Partners」に売却するとも発表しました。金銭的条件は明らかにされていませんが、「GE」は2016年に「ServiceMax」を9億1,500万ドルで購入しています。さらに、「GE」はクラウドソフトウェア会社「Pivotal」の940万株の所有権を引き下げ、最近は残りの株式を売却しました。
デジタルに焦点を絞った新しいビジネスユニットを創設することにより、「GE」は将来その部門を売却する選択肢を保持します。規制当局の承認を条件としますが、この取引は2019年の第1四半期に完了する可能性が高くあります。
(画像引用:https://www.iotworldtoday.com/2018/12/18/ge-creates-new-independently-managed-iot-business/)