英国のスーパーマーケットチェーンである「Waitrose」は、Shropshireに拠点を置くロボットの創業者である「Small Robot Company」から、Leckford Estateを耕すための自律型ロボットの導入を計画しています。
「Telegraph」によると、3年間のトライアルで、Tom,、DickとHarryと呼ばれる3種類のロボットが、ハンプシャー州ストックブリッジ近郊の4,000エーカーの農場にて、植物を育て、雑草をとり、分析をすると報告しています。
Tomは作物と土壌のモニタリングを担当しています。Dickは精密なスプレーとレーザーによる除草を担当し、Harryは掘削と植え付けを担当しています。
ロボットは、AIを使用して特定のフィールドの数千枚の画像をスキャンし、画像を使用して雑草を特定し、種の植え付け、栽培を最適化します。
農家は、この技術がコストを大幅に削減し、作物収量を改善し、大規模な環境利益をもたらすと考えています。
レックフォード・エステートのヘッド・ファームであるAndrew Hoad氏は、このプロジェクトは「非常にエキサイティング」であり、次期Brexit Britainにおける英国農業の経済を改善するために必要なステップであると語りました。
「「Small Robot Company」のロボットはA I、IoTおよびクラウド技術を使用してWilmaと呼ばれるAIシステムと連携し、農地をデジタル化し、詳細なデジタルビューを提供します。ロボットは、それを必要とする植物だけに、無駄なく完全なレベルの栄養素と水を与えサポートをします。」
同社は、これにより、農業における、化学物質の使用量を最大95%削減することができると考えています。
「National Trust Wimpole Estate」を含む英国全域の20農場で、現地試行が進行中であり、「Waitrose」は、キャノーラ油製品で使用される菜種の生産を支援するためにロボットを使用する予定です。
「Small Robot Company」の共同設立者であり第4世代のシュロップシャーの農家であるSam Watson Jones氏は、可能性を確信しています。
「私たちは驚異的なペースで技術を開発しています。 設立からたった1年後、私たちはすでに2019年に試用のための初期プロトタイプを提供できるよう準備しています。これは、農場で可能なことと、農業についての考え方を完全に変えます。環境への負の影響を最小限に抑えて、豊富な食糧を生産する農業が可能になります。」
(画像引用:https://www.smallrobotcompany.com/)