ITセキュリティ企業の「Trend Micro」が実施した調査によると、世界中のITおよびセキュリティ意思決定者の86%が、組織がIoTの脅威に対する意識を高める必要があると考えていることが明らかになりました。
これは、接続されたデバイスに関連する脅威レベルの上昇や、セキュリティの課題に伴う知識の大幅な欠如によるものだと、調査結果は付け加えています。
さらに、「Trend Micro」の調査によると、〝イノベーション、敏捷性、デジタル変換を推進するためのIoTプロジェクトを展開する世界中の多くの組織における、1,150人のITリーダーとセキュリティリーダーは、サイバーセキュリティの成熟度が不足している〝とのことです。
また、 調査されたITおよびセキュリティ意思決定者の50%以上が、セキュリティソリューションのいくつかの重要な機能に、優先順位を付けると述べています。
IoTデバイスが危険にさらされるリスクを軽減するために、脆弱性を管理し、異常な動作を監視することが最も望ましい要件でした。
ITセキュリティ会社は、IoTデバイスによって、企業ネットワークのどの部分においても、セキュリティリスクを増さないように、組織にとって強力なネットワーク防御アプローチを提案しています。
2018年8月に「Dynatrace」によって実施された別の調査では、消費者はIoTデバイスに興味をそそられ続けているが、重傷または潜在的なリスクのあるパフォーマンス問題にすでに遭遇していると、3分の2の人が認めたそうです。
この懸念の最たる例は、自律走行車についてであり、調査対象者の85%が、これらの車両が誤動作する可能性があり、さらに72%が自律走行車のソフトウェア不具合が重傷者や死者を出す可能性があると答えました。また、84%の人が誤動作の恐れがあるので、それらを使用しないと表明しました。
(画像引用:https://www.iottechnews.com/news/2018/nov/21/significant-lack-awareness-iot-security-among-it-and-security-leaders-study-finds/)