スウェーデンの自動車メーカーである「Volvo」は、中国の大手「Baidu」と提携して自律走行タクシーを開発しており、2020年までに中国でレベル4のドライバーレス乗り継ぎサービスを開始することを目指しています。
産業予測によると、中国は今後数十年間、世界最大の自律型自動車市場を代表するとされています。
また、約1450万台の自律走行車が2040年までに中国で販売される予定だと、市場調査会社の「ISH Markit」は発表しました。
“中国市場への参入”
現実的には、中国の地元企業と提携することが、ヨーロッパや西欧のメーカーの開発者にとって、中国市場へ参入できる可能性のある唯一の方法です。
いわゆるレベル4の自律走行とは、自動車が特定の地理的エリア内で自律的に走行することを要求します。レベル4の走行レベルで、車両を安全にナビゲートするために必要な高精細地図は、しばしばローカル企業しか手に入れられないことがあります。
今回の提携について、「Volvo Cars」の社長兼最高経営責任者(CEO)、Håkan Samuelsson氏は、次のように述べました。
「「Baidu」とパートナーになることで、「Volvo」の業界をリードする安全技術をベースにした、自律性の高い互換性のある車の商業化に大きく前進しました。」
「Baidu」がトッププレーヤーである中国では、自律運転技術が大きな発展と遂げており、自律走行の艦隊のためのサプライヤーになれる巨大な機会が市場にはあります。
「Baidu」の社長であるYa-Qin Zhang博士は、メーカーの安全性がパートナーシップの決定要因であると示唆しました。
「1世紀前の設立以来、「Volvo」は、安全性をコアとしながら、重要な革新を行ってきています。」と、彼は言います。
自律走行プラットフォームである「Apollo」と互換性のある完全自律走行車の開発において、「Volvo Car」が「Baidu」との戦略的パートナーシップを確立したことを非常にうれしく思います。
私たちは、「Volvo」と緊密に協力し、人類の利益のために世界で最も安全な自動車製品を提供することを楽しみにしています。
(画像引用:https://internetofbusiness.com/volvo-baidu-partner-autonomous-taxi-project/)