TwilioとT-Mobileのパートナーシップは、事業者向けのNB-IoT(Narrowband Internet of Things)ネットワーク用のソフトウェア開発キットを作る目的で結ばれました。
NB-IoTは、広域で低電力のネットワークであり、このネットワークを使用することにより、IoTデバイスの動作時間が大幅に長くなり、メンテナンスの継続的なコストが削減されます。
プレスリリースによると、NB-IoTを使用する場合、デバイスは従来の携帯型M2Mと比べ一部の電力しか消費しないため、わずかなコストでの接続が可能になります。また、NB-IoTは、スマートメータリングからヘルスデバイスモニタリングまで、より小さなデータパケット向けに構築されています。
NB-IoTによって生成される電力効率とコスト効率により、今日存在しない低コストで、かつ、電池効率の高いインターネット接続機器の新しいカテゴリーを開拓する市場が盛り上がりはじめ、T-Mobileは、米国で初めてNB-IoTネットワークを導入しました。
Twilioのプラットフォームは、4月にT-Mobileに初めて導入された「Programmable Wireless」サービスを拡張するものです。
T-Mobileは、Twilioと共同で、IoTソリューションの全く新しいエコシステムを構築しています。
Twilio Narrowbandは、米国におけるNB-IoTの最初の開発者プラットフォームであり、Twilioはそのプラットフォームに加えて、開発者がIoTの展開を最適化できるようにする「Breakout Software Development Kit」を発表しました。
Breakout SDKは、ネットワーク登録などのタスクを処理し、デバイスとクラウドサービス間の通信をIP、Non-IP、およびSMSのネットワーク機能要件に基づき最適化します。
TwilioのセルラーIoT接続のNarrowbandへの実証されたアプローチを適用することで、開発者はデバイスを構築し、まったく新しいユースケースを生み出すことができるだろう」とTwilioのIoTのGM、VPであるChetan Chaudhary氏は言います。
Twilioのナローバンド開発者向けプラットフォームは、2019年初頭にベータ版として利用可能になり、3つの料金プランで提供される予定です。
・月2ドルのデベロッパープラン
・10ドル/年または5ドル/年規模の年開発プラン
・8ドル/年または4ドル/年の5年開発プラン
(画像引用:https://www.telecomstechnews.com/news/2018/oct/19/tmobile-twilio-nbiot-developer-platform/#)