イギリスの"コネクティッド・ホーム"テクノロジーメーカー、"Wondrwall"が「普通の家を知的な家に変身させる」スマートホーム・オートメーションシステムを発表しました。
このシステムでは、家庭にある多様なスイッチを13種類の異なるセンサーを使った新しいスイッチに置き換えます。センサーは、温度、湿度、光度、動き、そして音を感知し、監視します。
センサーから得たデータを元に学習、予測し、家そのものが意思決定出来るようにします。例えばエアコンや照明の調節、ホームセキュリティ設定など、本来は人間が行っていた事をシステムがリアルタイムで調節してくれます。
Wondrwallはシステム導入には3ベッドルームの家で100以上のセンサーが必要になり、1,332ポンド掛かると話しています。
同社は現在、イギリスの国営住宅建設会社10社と提携し、このスマートテクノロジーを導入した住宅を建設しており、さらに他60社とも協議段階にあるとの事です。
Wondrwall創設者兼CEOであるダニエル・バートン氏は次のように話しています。
「これだけのセンサーを家に埋め込むシステムは他になく、センサーが収集するデータのレベルも世界一と言えるでしょう。このシステムでは、エアコンや照明、音楽、セキュリティ等、ボイスコントロールも可能な完璧なスマートホームを実現します。よくあるスマートフォンのアプリからコントロールするようなシステムではなく、家そのものが今何をすべきか判断し、あなたの代わりに行動してくれます。このテクノロジーは、あなたの家をより快適で、効率的な空間にしてくれるでしょう」