サムスンが最新のIoT搭載スマート家電シリーズをメキシコで発表しました。"スマートリビングコンセプト"と名付けられたこのコンセプトを元に、家電製品にIoT技術を搭載し、ユーザーにこれまでに類を見ない体験を提供しようという試みです。
発表イベントは2018年9月上旬に開催され、300名以上の業界関係者と記者が集まりました。スマートリビングコンセプトの元、サムスンはメキシコでホーム&エンターテイメント向けの豪華な製品ラインナップを発売開始しました。
ラインナップは下記の5つです。
・QLED TV 2018
・ファミリーハブスマート冷蔵庫
・クイックドライブスマート洗濯機
・ザ・フレーム
・サムスンフリップ
メキシコのサムスンマーケティングディレクター、エルベ・バウレスは「日々の仕事、家事や、家族との交流の仕方を再定義しようというのがスマートリビングコンセプトです。私たちは、テクノロジーとデザインを融合させた"インテリジェントホーム"ビジョンを形作り、利便性と芸術性の調和の取れた環境の実現を目指しています。日常生活の新たなスタンダードを作るのです」とコンセプトを語りました。
それでは実際に、スマートリビングコンセプトの家電とはどういったものなのか、それぞれ見てみましょう。
「QLED TV 2018」
この新モデルは"アンビエントモード"を搭載しており、テレビのスイッチがオフの時にお気に入りの写真を表示させて、インテリアのように活用したり、気象情報等の有益な情報を表示したりする事が出来ます。
「QLED TV」はフラットスクリーンとカーブスクリーンから選ぶことができ、サイズは全4種、49、55、65、75インチとなっています。
「ファミリーハブ冷蔵庫」
冷蔵庫の中にあるものを識別する3つのカメラが内蔵されており、今、何が冷蔵庫に入っていて、何が必要かを教えてくれるアラートが付いています。さらに21.5インチフルHDのタッチスクリーン付きで、キッチンで音楽や映像を楽しむことが出来ます。
「クイックドライブ洗濯機」
サムスンの最新技術を搭載した洗濯機で、"Smart Things"アプリを使ってスマートフォンから洗濯機を操作することが出来ます。また、"推奨モード"では衣類の色、素材、汚れ具合に応じた洗濯方法をアドバイスしてくれます。
「ザ フレーム」
名前の通りアートギャラリーにありそうな額縁スタイルの万能スクリーンです。"アートモード"では100種類以上の風景、野生生物、建築、絵画など、バラエティー豊富なカテゴリーから、好きな写真を選んで、壁に飾ってアートとして楽しむ事が出来ます。
4KウルトラHDテレビにもなり、壁掛けテレビとして利用する事も出来ます。「ザ フレーム」は現在55インチと65インチの2サイズ展開で、43インチも発売予定とのことです。
「サムスンフリップ」
ラインナップ最後の製品、「サムスンフリップ」は会議での会話を録音、保存し、デジタルチャンネルで簡単に共有出来るオフィスで活躍する優れものです。