スマートフォンで人気の"OnePlus"が、スマートテレビを開発し、テレビ市場へ参入する事が分かりました。
OnePlusのCEOのピート・ロウ氏は、既存のスマートフォン部門と並んで、スマートテレビ部門を率いていくことを発表しました。
最近のサイバーメディアリサーチ(CMR)によると、インドでのOnePlusのスマートフォンのシェア率は25%と、1位のサムスンの48%に次いで2位となっています。
「他の家電製品が進化し生活が便利になっていく中、テレビだけは往来のままで扱いにくい厄介なものでした。私たちはテレビ業界に固有の利点をもたらし、この新部門では日々の生活を向上させるユーザー体験を提供していきたいです」と、新部門の発表記者会見で、ロウ氏は語りました。
OnePlusはこの新しいスマートテレビのサイズやオペレーティングシステムについての詳細情報を明らかにはしていませんが、AI(人工知能)を含む新しい技術の存在を示唆しています。
「私たちの多くは、家庭、職場、通勤、通学、この4つの環境を日々経験します。そして、この4つの中でおそらく最も大切な環境である家庭においては、IT技術を活用した楽しみ方はまだ始まったばかりです。例えば、携帯に入っている写真をテレビ画面に表示させるなど、簡単そうな事ですら、未だ実現出来ていません。しかしAI技術の開発と進化によって、私たちの想像力は無限となり、あらゆることが可能になるのです」と語るロウ氏。
なお、スマートテレビ開発ディレクターに指名されたステファン氏は、この新スマートテレビの正式名称の提案の手助けを、同コミュニティに求めています。
正式名称の公募は2018年10月16日を期限としており、その中からベスト10が10月31日に選ばれます。そして、選ばれた10の名前の提案者達には、それぞれ3990ルピー(約6,200円)相当の"OnePlus Bullets Wireless"をプレゼントする事を発表しています。
受賞者は2018年12月17日までに発表され、正式名称を勝ち取った提案者は、世界で最初のOnePlus TV本体と発表イベントへの招待券、旅行券がプレゼントされます。
ビジネスおよび技術ニュースの専門サイト"インサイダー"によると、ロウ氏はスマートテレビの発売開始は2019年になると明かしており、"プレミアムで最高のテレビ"として発表する事になることを示唆しました。
IHSマーケットによると、スマートテレビの世界シェアは2015年のテレビ出荷台数の45%から、2017年には64%にまでシェアを伸ばしています。また、2018年には70%に達するのではと予測されています。
なお、IHSマーケットのエグゼクティブディレクター、ポール・ギャノン氏は「オリンピックやワールドカップなどの大きなイベントを中心に、世界中でストリーミングビデオサービスの需要が高まっているために、スマートテレビの販売台数は飛躍的に上がっています」と語っています。