スウェーデン発の世界的家具量販店IKEAから、開閉操作を自動化できる「スマートブラインド」が発売される模様です。
このニュースは米国のテック系ジャーナリスト、デイブ・ザッツ氏が9月6日にFCC(連邦通信委員会)の資料から発見したもので、IKEAの参入によって現状高価な製品が主となっているスマートブラインドデバイス全体の価格を下げる役割が期待されています。
IKEAは近年スマートホームデバイスの開発に積極的に取り組んでおり、現在日本でもスマート照明キットが発売されている他、10月にスマートプラグ、2019年にはSONOSとのコラボでスマートスピーカーを発売する予定です。
スマート照明、スマートプラグ、スマートスピーカーときて、スマートブラインドも発売するとなれば、IKEAが家全体をカバーするスマートホームシステムの構築を目指しているのは明らかです。今後もスマートホームデバイスのラインが拡大されていくかもしれません。
今回のスマートブラインドがAmazon AlexaやGoogleアシスタントをはじめとしたAI音声アシスタントに対応しているかどうかはまだ判明していませんが、同社のスマートライトがAlexaやGoogleアシスタントで音声操作可能な点を加味すると、スマートブラインドも同様に対応すると考えるのが自然でしょう。
現状、スマートブラインドは300〜400ドルが相場で、通常のブラインドをスマート化するキットにしても約140ドルかかります。IKEAのスマートブラインドの具体的な価格はまだ明らかになっていませんが、これまでのIKEA製品の価格帯から考えるに、競合製品と同等かそれ以下の価格で販売されることは濃厚で、競合他社にとっても市場競争の良い刺激となることでしょう。
発売に関する公式アナウンスはされていない現状で、日本での発売に関しても何らわかっていませんが、IKEAが今回のスマートブラインドでどんな生活スタイルを提案するのか、今から期待せざるを得ません。