世界的オーディオメーカーBOSEは8月28日、AmazonのAI音声アシスタントAlexaを搭載したスマートスピーカー「BOSE HOME SPEAKER 500」を10月に米国で発売することを発表しました。
BOSEはこれまでも、Alexaによる音声操作に対応したスピーカー「SOUNDTOUCH」シリーズを手掛けてきましたが、音声アシスタントを搭載した本格的なスマートスピーカーの発売はこれが初めてです。
BOSEはHOME SPEAKER 500の発売によって、近年AmazonとGoogle、およびAppleやSonosらが激しいシェア争いを繰り広げるスマートスピーカー市場へ本格参入することとなります。
気になる価格は400ドル。またBOSEはプレスリリースにおいて、おそらくGoogleアシスタントであろう「他の音声アシスタント」に2019年はじめにも対応予定と言及しており、2018年末登場予定のSONOS 新作スマートスピーカーと同じく、マルチアシスタント対応スピーカーとなることが示唆されています。
BOSE HOME SPEAKER 500のスペックを見てみると、サイズは高さ×横幅×奥行き=20.3センチ×15.2センチ×10.2センチ、壁の反響を感知して出力調整を行う2つのカスタムドライバー、大音量の中でも音声を聞き取れる8つのマイクアレイ、本体上部にはタッチコントロールパネル、前面には液晶ディスプレイを搭載。
BOSEによると、BOSE HOME SPEAKER 500は同価格帯のスマートスピーカーの中で「もっとも広いサウンドステージ」を持っているとのことです。
日本での発売は未定ですが、2018年8月29日現在、BOSE日本語版公式サイトにおいて「スマートスピーカー」のページが公開されており、将来的な国内展開にも期待してしまいます。
また、BOSEはスマートスピーカーと併せて、同じくAlexaを搭載したスマートサウンドバー「BOSE SOUNDBAR」を2モデル発表しました。2モデルの違いは本体サイズで、「BOSE SOUNDBAR 500」は78.7センチ、「BOSE SOUNDBAR 700」は96.5センチです。価格は「500」が545.95ドル(約6万745円)、「700」が799.95ドル(約8万9000円)。こちらも日本展開は現状未定となっています。
(画像:BOSE)