Samsungは8月9日(日本時間8月10日)、最新スマートフォン「Galaxy Note 9」の発表会においてスマートスピーカー「Galaxy Home」を発表し、スマートスピーカー市場への参入を明らかにしました。
2017年から2018年にかけて、Apple HomePodやSonos Oneなどに代表される、音質を重視したハイエンドタイプのスマートスピーカーがトレンドとなっていますが、Galaxy Homeもそれに続くようです。Amazon EchoやGoogle Homeとの真っ向から競合しない道を選択するのが、スマートスピーカー後発企業の賢い選択なのかもしれません。
Samsungによると、Galaxy Homeは「すばらしいサウンドとエレガントなデザイン」を組み合わせることを目的としています。
Galaxy Homeを一見すると、まるでテーブル上の花瓶のようなデザインに見えます。 全体がファブリック素材で包まれているのはスマートスピーカーとして一般的ですが、金属製の3本の脚が非常に特徴的です。また、天井面には、音量変更やトラック切り替えのためのボタンを備えたコントロールパネルが搭載されてています。
6つの内蔵スピーカーと1つのサブウーファーを備えたGalaxy Homeは、サラウンドスタイルのオーディオを出力可能で、8つの遠方マイクロマイクアレイにより部屋のどこからでも音声コマンドを聞き取ることが可能です。
音声アシスタントにはSamsung独自のアシスタント「Bixby」が採用されており、「Hi、Bixby」のウェイクワードで起動できます。Samsungによると、Galaxy Home搭載のBixbyはSamsung製スマートフォンに搭載されているものと同等の機能を持っているとのことです。
その他詳細情報については、まだ明らかになっていません。発売時期や価格など、より詳しい情報は、11月初めに予定される開発者向けイベントで発表される模様です。
2018年に入り、スマートスピーカー市場がさらに活性化しています。Amazonは早期に市場を開拓し、Amazon Echoシリーズで圧倒的なシェアを獲得しましたが、後発のGoogleも急速な勢いでシェアを伸ばしており、年末にもAmazonと同等のシェアに達する勢いです。また、SONOSやAppleもその後ろに続いています。
Galaxy Homeの日本国内発売については、現時点で何も明らかになっていませんが、その動向に引き続き注目していきましょう。
(画像引用:https://www.samsung.com/us/explore/galaxy-home/)