日本進出を発表し、米国での株式上場も果たしたSONOSは、2018年末にもAlexaとGoogleアシスタントをマルチ搭載したスマートスピーカーをリリースする計画のようです。
SONOS製品へのGoogleアシスタント搭載は、昨年から噂されていましたが、いよいよSONOSもその存在を公式に認めた形となりました。パトリック・スペンスCEOによると、今年の年末商戦を目途にマルチアシスタントスマートスピーカーをリリースしたいようで、「我々はできるだけ頑張っているし、Googleはその時を準備している」とのことです。
また、マルチアシスタントスピーカーがリリースされた後、旧製品のアップデートが引き続き行われるのかどうかもユーザーの懸念の一つです。先月、Sonos Beam、Sonos One、Play:5など最新のSonosスピーカーがAirPlay 2に対応することが発表されましたが、古いデバイスは対象から除外されました。
株式公開の申請書においてSONOSは、古い製品のアップデートを提供し続けることは「実用的または費用対効果の高いものではない」と言及しています。
ただ、スペンス氏は公式フォーラムにおいて、古いデバイスがAirPlay 2に対応しない理由を「CPUとメモリの制約のため」と弁明しており、「可能な限りサポートを続けたい」とも答えています。
SONOSは米国、カナダ、そしていくつかのヨーロッパ諸国で成功を収めていますが、アジア市場ではまだ大きな成功を納めていません。SONOSは今秋に日本市場への進出を発表しており、人気セレクトショップのBEAMSとコラボレーションするなど、活発な動きを見せています。
スペンス氏は未発表の製品について言及することはあまりありませんが、GoogleやAmazonなど、スマートホーム市場のライバル企業とより本格的な競争を行うために、149ドル前後の価格帯のデバイスを発売する可能性があるとしています。
また、IKEAとのコラボスピーカーも後に控えており、SONOSの躍進はまだまだ続きそうです。