初のGoogleアシスタント搭載スマートディスプレイとなる「Lenovo Smart Display」が7月27日に発売されたことは当サイトでもお伝えしましたが、早くも第2弾製品が登場するようです。
今回発売されるのは、オーディオ機器大手JBLが開発した「JBL Link View」で、すでに公式サイトで予約を受け付けており、9月3日に出荷を開始する予定です。JBLのスマートディスプレイは、Lenovoと同じ価格で販売される予定ですが、Lenovoモデルの欠点の1つ、つまりサウンド面が大きく向上するようです。
JBLはオーディオ機器メーカーとして知られているため、Link Viewのスピーカーは、Lenovo製品のそれよりも音質面に期待できることは間違いありません。
また、Link Viewのデザインを見てみても、明らかにLenovoのモデルよりスピーカー部分が強調されていることに気が付くかと思います。
そのデザインはLenovo Smart Displayほど洗練されているわけではありませんが、イメージとしてはBluetoothスピーカーにディスプレイが付帯している形で、これまでJBL製品を使用しているなら、違和感なく受け入れられるかと思います。
ただし、スマートディスプレイとして台所等に置くことを考えると、これまでのオーディオ機器の延長上のデザインは、少し違和感があるかもしれません。それがどうしても気になるならば、Lenovo Smart Displayを選択するのが良いでしょう。
JBL Link Viewは249.99ドル(約2万8,000円)で販売される予定です。スマートスピーカーとして見ると少々値が張る印象ですが、情報が音声に限定されるスマートスピーカーと比べると、日常での使用シーンにおいて、視覚情報が得られる大画面のディスプレイはあまりにも有用です。
例えば、時間を確認するにしても、「OK、Google 今の時間は?」と聞いてただ音声が返ってくるよりも、それに合わせて時刻が画面に表示されれば、ディスプレイに目が届く範囲ならば一瞬で確認可能です。
時間に関しては、壁に時計をかけておけば解決する問題かもしれませんが、さらに例を挙げると、週間天気がディスプレイに表示されていれば、音声で聞くよりもはるかに多くの情報が取得できます。
また、料理を作っているときに、「3分の1カップは何cc?」と聞けば、音声で回答が返ってきたほうが楽かもしれませんが、ディスプレイにレシピをそのまま表示しておけば、適宜確認しながら料理を進めることができます。
つまり、ディスプレイが搭載されることによって、視覚情報で得た方がいい情報はディスプレイに、音声情報で得た方がいい情報についてはスピーカーから得るという選択肢を得ることができます。
Googleアシスタント搭載のスマートディスプレイは、今後LGとソニーからも発売されることが発表されていますが、詳細な情報はまだ得られていません。
また、現状日本での発売は未定となっていますが、Google Homeが国内発売されていること、スマートディスプレイの開発が発表されているメーカーがいずれも日本で事業を展開していることから、国内でのスマートディスプレイ発売も期待せざるを得ません。期待しながら待ちましょう。
(画像引用:https://www.jbl.com)