米国シカゴを拠点とするスタートアップ「Ovie」は5月21日、クラウドファンディングサイトKickstarterにおいて、スマートフード管理システムOvie Smarterwareのキャンペーンを開始しました。
Ovie Smarterwareは、冷蔵庫内にある食品を管理して腐らせないようにする目的で設計されています。パッケージにはシステムの肝となるスマートタグ、専用タッパー、袋食品向けのクリップなどから構成されています。
タグをタッパーに装着して冷蔵庫に入れ、何の食品を入れたかをアプリで入力するか、Alexaに音声で伝えると、アプリで食品管理ができるようになります。スマートタグのバッテリーは12カ月から18カ月間持続するとのことです。
食品の品質保持期間データベースを利用して、鮮度が悪くなってくるとアプリからアラートが発信されます。各食品に割り当てられたスマートタグは、タグ付けを開始するとそれに基づき独自のカウントダウンを開始しますが、必要に応じてカウントを変更することも可能です。
タグは食品の予想持続時間の半分が経過するまで緑色で点灯し、半分が経過すると黄色に変わります。赤色で点灯しているときは、食品がすでに腐っていることが予想されるため、捨てるべきであることを示しています。
また、冷蔵庫の中の食品をどう利用するかに関するヒントやレシピもアプリで閲覧することができます。
冷蔵庫内の食品管理アプリはすでに存在していますが、Ovie Smarterwareの視認性の良さは特筆すべきものです。
Kickstarterでは$ 60からキャンペーンを開始しています。リワードには、スマートタグ3つ、タッパー3つ、ネットワーク接続のためのハブが含まれ、2019年2月の出荷を目指しているとのことです。
残念ながら、日本への出荷には対応していないとのことですが、もし正式販売が開始されれば、日本でも入手可能になるかもしれません。