台湾のテクノロジーサイトDIGITIMESは4月23日、ユーザーの個人情報漏洩問題の余波で発表が延期されていたFacebookのスマートスピーカー「Portal」が、2018年10月に発売予定であると報じました。
生産は当初予定通りに6月に開始される予定で、15インチのディスプレイ搭載、2モデル展開などの製品面においても特に大きな変更はないようです。
ただ、今回の発表延期の原因となった個人情報漏洩問題は、マーク・ザッカーバーグCEOが米議会で証言するなど大変大きな話題となったため、ユーザーデータの収集やセキュリティ面での改良がおこなわれている模様です。
2018年の生産量は当初予定の20パーセント減、2019年は予定通りの生産量となるようです。
米国のスマートスマートスピーカー市場は、先発で圧倒的なシェアを獲得したAmazon Echoを、後発のGoogle Homeが猛追する様相となっています。Appleが満を持して発売したApple HomePodは販売不振がささやかれており、一部報道によると販売台数の想定を月間50万台から月間20万台へと引き下げた模様です。
個人情報問題の逆風の中発売されるFacebookのスマートスピーカーは、スマートホーム市場で存在感を示すことができるのか、要注目です。