米Amazonのジェフ・ベゾスCEOは4月18日に発表された株主向け年次書簡の中で、Amazonプライムの加入者数が1億人を突破したことを発表しました。Amazonが会員数を公表するのはこれが初めてのことで、プライムサービス開始から13年での大台突破に伴い、今回の初公開となりました。
現在Amazonプライム会員数に大きな影響を与えている市場として、インド市場が挙げられます。インドではこのほどプライム・ビデオサービスが開始され、2017年に設立した自前のスタジオでオリジナルコンテンツも制作しています。
サービスはヒンディー語の他、タミル語などインドで使用されている各地方言語にも広く対応していることが特徴で、ベゾス氏は書簡の中で、インドでのプライム会員数の伸びは初年度では過去最高のものだったと触れています。
また、2017年はハードウェアが過去最高の売上を記録した模様で、これはAmazon EchoシリーズやFire TV Stickの大ヒットによるものであると思われます。中でもAmazon Echoシリーズは、2017年だけで数千万台を販売したとのことです。
Amazon Echoシリーズは1200ブランドの4000以上のスマートホームデバイスを制御可能で、スマートホーム市場の主役として存在感を放っています。
本業の通販事業においても好調で、2017年の1年間でプライム会員だけでも50億以上の商品が取引され、新規プライム会員の数も過去最高を記録したとのことです。
ネット通販事業だけにとどまらず、生活のほぼすべての分野をカバーしつつあるAmazon。今後もスマートホーム市場のカギを握る存在であり続けそうです。