モバイルバッテリーや充電用ケーブルを扱うAnkerが展開するスマートホームブランドEufyが4月16日、新たに発売するセキュリティカメラ「Evercam」の予約注文受付をクラウドファンディングサイトKickstarterで開始しました。
Evercamはそのバッテリー性能と、完全にワイヤレスで動作することを特徴としており、既存のセキュリティカメラのよくある不満点として挙げられる、「複雑な初期設置」、「短い電池寿命」、「頻繁な誤通知」、「低画質」、「高い月額料金」のすべてを解決できるとしています。
Evercamはワイヤレスセキュリティカメラとして、ネジで取り付けたり、電源に差し込んだりする必要なく、完璧に動作します。壁に取り付けるときは内蔵の磁石を用いて、壁に貼り付けた金属製のスタンドに固定します。
Kickstarterのキャンペーンは2日目ですでに目標額の10倍近くを達成しており、1,500人以上が予約しています。
バッテリーと充電器を専門とするAnkerのブランドだけに、Evercamには13,400mAhの大容量バッテリーを搭載しており、持続時間は最大約1年間とのことです。この驚きのバッテリー持続時間は大容量に加えて、普段の撮影時、動作を検出するまでスタンバイモードで省電力状態を保つことで実現されています。
付属の16GB microSDカードはAES-128方式で暗号化されています。録画された映像は、屋内のベースステーションにカードを挿入するとローカルでも表示可能になり、盗難されても大切な映像を盗み見られることはありません。
Eufyによると、通常の使用では平均で12カ月分の映像が保持されますが、容量がフルになると、新しい映像で古い映像が上書きされます。ビデオクリップをリアルタイムで保存して視聴するためには、月額2.99ドルのクラウドストレージ契約が必要です。
また、AIによる顔認識機能も搭載しています。AIは時間の経過とともに身近な顔を認識し、人とペットを区別します。
KickstarterのFAQによれば、Evercamは電源に接続した場合でも給電しながら記録することができません。これは今後改善する価値がある機能です。
またEufyは、1年間のバッテリー寿命は、1回当たり30秒の動き検出を毎日10回記録する前提であると記述しています。
残念ながら、今回の対象地域に日本は含まれていませんが、AnkerおよびEufyは日本国内で商品を展開しているため、今後日本上陸の可能性も十分考えられます。