Amazonは3月28日、同社のAI音声アシスタントAlexaの公式ブログにおいて、Alexa内蔵ベッドライトスピーカー「Adition Lamp Speaker」を発表しました。同製品はマイク、スピーカー、ベッドライト、Alexaを含んでいます。
Adition Lamp Speakerは、中国のスタートアップ企業AditionによるODM製品となっています。ODMはOriginal Design Manufacturerの略語で、受託企業が設計、製造を行い、委託企業名で発売する製品のことです。
Amazonはサードパーティ製デバイスをテストして承認するため、これらのODM製品は信頼性の高いものだとしています。
Adition Lamp Speakerでは、2インチのデュアルスピーカー、デュアルマイク、BluetoothおよびWi-Fi接続、複数の音楽サービスをサポートしています。また、調節可能な温かい光で周囲を照らします。詳細の調整後、すぐに発売が開始される見込みです。
Alexaを搭載したベッドライトはそう多くありません。例えばGE製のC by GE Solが挙げられますが、いくつかの音声コマンドが動作せず、Spotifyなどの音楽サービスは未対応でした。
ベッドライトにAlexaが必要かどうかは実際に使用してみない事にはわかりませんが、寝室の照明を消したり、手元を少し明るくしたりを一括して一つのデバイスで行えるのは、まだAlexaを導入していないユーザーにとっては魅力的かもしれません。
既にベッドサイドにAmazon Echo Plusを置いているようなユーザーに関しては、あまり魅力的ではないかもしれません。少し割高なAlexa内蔵ベッドライトを買うよりも、より安価なAlexa対応ベッドライトを買うほうが経済的かつ、機能面でも概ね同等になると考えられるからです。
今後、すでにAlexaを使用しているユーザーへの訴求が普及への鍵となってくるでしょう。