台湾の総合テクノロジーメーカーAcerが、スマートフォンと連動してコントロールできるスマート数珠「Leap Beads」を3月下旬に発売することがわかりました。
親玉(大きな玉)の部分にバッテリーやジャイロセンサーを搭載しており、ウェアラブルデバイスとして活動量計測の他、南無阿弥陀仏を唱えた回数も計測できるなど、数珠ならではの機能も搭載しています。
本体は2cmの親玉と、1.5cmの主玉13個で構成されています。充電は専用の磁気クレードルに親玉を載せる形で行われ、約2時間で満充電すると4日間の連続使用が可能です。
Leap Beadsでは、ウェアラブルデバイスとしてベーシックな歩数計測や睡眠時間の計測の他、念仏を唱えた回数や瞑想した時間を計測することも可能です。念仏の計測はジャイロセンサーを利用して行われ、数珠を一回転させると南無阿弥陀仏と1回唱えたことになります。アプリから風流な自然音を再生しながらの瞑想モードも搭載しています。
計測した数値はスマートフォンアプリ上で管理可能で、日々の個人目標等も設定可能です。グループを作って目標を共有することも可能です。
また、今後支払い機能も実装予定で、アプリから手軽にお布施を収めることが可能になるもようです。また、仏具店での割引など、数珠ならではの手厚いサービスが着々と追加されていく予定です。
台湾では国民の3分の1以上が仏教徒とされており、仏教が最大多数の宗教となっています。発売日は3月中旬ごろで、台湾限定での発売となります。Acerのストア、および家電量販店で販売される見通しです。価格は3,888台湾ドル(約14,000円)です。
Acerでは今後、台湾の主要仏教団体とのコラボレーションも予定しており、それぞれの団体に合わせたカスタムモデルの開発も計画中です。