米SNS大手のFacebook社が同社初となるスマートスピーカーを開発中で、2018年7月にも発売予定であると、テック系ニュースサイトDIGITIMESが報じています。
スマートスピーカーはAlohaとFionaのコードネームで2モデルが開発されており、Alohaが上位モデルとされています。2018年7月に「Facebook Portal」として市場に出される見込みとのことです。
どちらのモデルも15インチタッチスクリーンを搭載予定です。タッチスクリーンは韓国のLG電子製で、製品組み立てはiPhoneの製造なども担当する台湾のペガトロン社が独占して請け負います。両社とも、今回の件についてはコメントを控えています。
また、Facebookは今回のスマートスピーカー発売に合わせて、音楽配信サービスも計画中で、すでにソニー・ミュージック、ユニバーサル・ミュージックと契約済みであると報じられています。
Facebook社はソーラー飛行ドローンAquillaをはじめ、ハードウェア製品の開発にも積極的に取り組んでいます。
2017年、初のディスプレイ付きEchoデバイスとして発売されたAmazon Echo Showのディスプレイが7インチであったことからもわかるように、15インチのディスプレイはスマートスピーカーとしてはこれまでにないサイズで、カメラ機能とも併せて革新的なデバイスとなるかもしれません。
スマートスピーカー市場は当初Amazonの独占状態でしたが、2017年にはGoogle、Appleが相次いで参入、戦国時代の様相を呈しています。シンガポールのマーケットリサーチ企業Canalysの調査によると、2017年から2018年に市場規模は倍以上に拡大し、5000万台以上の製品が売れたとのことです。
シェア争いが激化するスマートスピーカー市場において、果たしてFacebookは存在感を示すことが出来るのでしょうか。