LG電子は、2月26~3月1日にかけて行われる携帯電話見本市MWC(Mobile World Congress)において、発表予定の新作スマートフォンにAIカメラ機能を搭載すると発表しました。
AI機能はLG V30の2018年モデルに搭載される予定であり、まずは画像認識に使用されるとのことです。
Vision AIと名付けられたAI機能では、被写体認識および被写体商品のネット購入ページへの移動、被写体によって自動で最適な撮影モードに調整する自動画像解析などが可能になります。前者はGoogleがスマートフォンPixelで、後者はHuaweiがKirin 970チップで実現しているため、両社との差別化に関しても注目です。また、AIを活用して暗所撮影性能を向上させる機能も搭載予定です。
LGは今のところ、SamsungのBixbyのような独自のスマートフォン音声アシスタントの開発は予定していません。代わりに、同社はGoogle Assistantと深く連携する方向に傾いており、LGスマートフォン専用コマンドを構築しています。
専用コマンドは既に23あり、2018年中には32に増えます。追加される機能には、音声でのAIカメラコントロールも含まれます。
LGは2018年1月にCESでAIプラットフォームThinQを発表し、2018年に発売するすべてのテレビに同AIを搭載し、GoogleアシスタントやAlexaにも連携することを発表しました。また同社は、Alexa対応のタッチスクリーン冷蔵庫、Alexa、Googleアシスタント、Siriで動作するスマートスピーカーも開発しています。
LGは、今回発表するAI機能のいくつかは、既存のLGスマートフォンにも搭載される可能性があるとしています。詳細に関しては、MWCでV30sが発表されるまで待つ必要があるでしょう。
(画像引用:http://www.lgnewsroom.com/)