Amazonは2月8日から、オースティン、シンシナティ、ダラス、バージニアビーチの4都市において、米スーパーマーケットWhole Foods Marketで扱う商品を2時間で配達するサービスを開始しました。
サービスはプライム会員を対象に、無料で提供されます。対象ユーザーは、Whole Foodsの実店舗で販売している新鮮な野菜、肉、魚介類、花など、ほぼすべての商品を注文可能です。
Amazonは2017年6月にWhole Foods Marketを137億ドル(約1兆5000億円)で買収、同チェーンのAmazonシステムへの組み込みを進めています。
この買収により、Amazonはウォルマート、クロガー、コストコ、アルバートソンに次ぐ米国第5位の食料雑貨品小売業者となりました。
Amazonは買収成立後、米国のWhole Foods Market457店舗において商品価格を引き下げました。 Whole Foodsのプライベートブランド365 Everyday Valueは、Amazonのベストセラーランキングのプライベートブランド部門で第2位となったとのことです。
また、2018年1月の時点で、Amazonは米国のオンライン食料雑貨品販売の18%を占めていたと推定されています。
4都市での展開はAmazonの巨大な物流システムにはやや不釣り合いな規模です。 通常のAmazonでの注文と異なり、Whole Foodsの注文は近くのWhole Food実店舗から直接の配達になります。
担当者は注文を受けると商品を選び袋詰めします。彼らは必ずしもWhole Foodsのスタッフではありません。Uberのような契約ドライバーシステムで、担当者所有の自動車による配達です。
彼らはすでにPrime Now、Amazon Fresh、Amazon Restaurantのサービスに従事しており、そして今回Whole Foodsの配送も担当します。受付時間はWhole Foodsの各店舗の営業時間(通常は午前8時〜午後10時)に準じます。
日本では2018年2月現在、Prim Nowのサービスが一部地域で実施されています。