2018年1月29日、Google関連のテクノロジーを扱うサイト「9to5Google」が、Googleアシスタントのウェイクワードがカスタム可能になることを示唆しました。
同サイトはGoogleアプリの最新版apkを解析、そこにGoogleアシスタントのウェイクワードカスタムに関するコードを発見したとのことです。
2018年2月1日現在、GoogleアシスタントのウェイクワードはテレビCMなどでおなじみの「OK, Google」「Hey, Google」の2種類となっています。
一方、音声アシスタント競合のAmazon Alexaでは「Alexa」、「Echo」、「Amazon」、「Computer」の4種類に設定することができます。
今回発見されたコードでは、現状使用可能な2種類のウェイクワードに加え、任意のワードでGoogleアシスタントを起動させる記述が含まれていました。
任意のウェイクワードが実現すれば、スマートスピーカー、スマートホーム市場においてAmazonの後塵を拝し続けていたものの現在着実にシェアを伸ばすGoogleにとって、アドバンテージの一つとなりえます。
ウェイクワードカスタムの記述が見つかったからといって、これがそのまま実装されるとも限りませんし、Amazon Alexaが先んじて実装する可能性もあります。
また、英語圏で対応しても、日本語では未対応という事態も十分考えられるため、Googleアシスタントでウェイクワードをカスタムできると考えるのはやや早計かもしれません。
しかし、今後任意のウェイクワードが設定できる可能性が出てきたのは事実であり、決められたワードで起動するよりも、ユーザーそれぞれが馴染みやすいウェイクワードを設定したほうがより多くの人々にスマートスピーカーが親しまれるかもしれません。
スマートホームは、より便利なものから、より生活に溶け込んだものへと、その進化の方向を進化させつつあります。
Googleアシスタントをはじめ、Alexaなどその他の音声アシスタントに関しても、今後の進化、並びに日本国内での対応がどうなるか、要注目です。