国際的鍵製造企業Yale社がスマートロックNest x Yale Lockを2月に予約開始、3月に出荷を開始すると発表しました。
Nest x Yale Lockが最初に発表されたのは2015年のことで、「Nest with works」プログラムの下で発表された最も初期の製品の1つであり、Nestアプリを通して制御できる予定でしたが、開発が難航し、2018年にようやく日の目を見ることとなりました。
Nest x Yale Lockは、鍵のパスワードを交換するキーレスバッテリー駆動のタッチスクリーンデッドボルトです。 最大250個のパスコードを保存でき、保存したパスコードはいつでも破棄または変更できます。
特定の時間にだけ動作するパスコードを設定することも可能です。日中だけ動作するパスコードを設定すれば、夜間にそのパスコードでドアを開けることはできません。
玄関の鍵の状態は、Nestアプリで確認可能です。また、遠隔施錠および解錠も可能になっています。もし自宅で他のNest製品を使用しているなら、便利な連携機能も利用可能です。たとえば、Nest Hello video doorbellユーザーなら、訪問者を確認してそのまま解錠可能です。
もちろん、Nest x Yale Lockはセキュリティ面においても優れています。堅牢な物理強度で悪意ある攻撃から玄関を守るだけでなく、タッチスクリーン専用ロックであることから、ピッキングされるシリンダーはそもそも存在しません。
Yale社によると、遠隔操作機能においても「銀行レベル」のセキュリティで暗号化が施されているとのことです。
また、Nest x Yale Lockは電池駆動のため、電池が切れるとそのままでは動作しません。これを防ぐために、電池残量低下時にはアラートが送信されます。電池残量が完全になくなった場合、9V乾電池を接続して一時的な電力供給を行うことが可能で、底に端子があります。
Nest x Yale Lockは単三電池4本で動作するとされていますが、現在のところ稼働時間は不明です。また、価格に関しても未発表ですが、2月に予約開始ということもあり、近日中に発表される見込みです。