Threads(スレッズ)とは
ThreadsはMetaが運営する新しいSNSです。MetaはFacebookやInstagramを運営しているアメリカの巨大テック企業で、既にSNSにおいて実績があるということで注目を浴びています。
ThreadsはTwitterとよく似ているのが特徴です。Twitterを使っている人なら、Threadsもほとんど同じような感覚で使えるでしょう。Twitterに代わるSNSになるものとして期待されています。
Threadsの始め方
Threadsを始める際の手順について見ていきましょう。
Instagramのアカウントが必要
通常SNSを新規で利用する際には、アカウントを取得するでしょう。しかし、Threadsでアカウントを取得することはできません。Threadsでは、Instagramのアカウントでログインする仕様になっています。そのため、既にInstagramのアカウントを持っている人なら、すぐに始められます。
Instagramのアカウントを持っていない人は、あらかじめ作っておきましょう。作ったばかりのアカウントでも問題ありません。
また、Threadsにログインする際に使用したInstagramのアカウントは自動的に連携される仕組みになっています。一度連携されるとずっとそのままで、後から連携を解除することはできません。このことを念頭に置いた上で、利用する必要があります。
Instagramのアカウントを複数持っている場合には、Threadsと連携したいアカウントでログインするといいでしょう。
また、既存のアカウントで連携したくない場合には新たに作るのも1つの手です。
ログイン後の設定
Threadsにログインすると、ユーザーネームと名前はInstagramで登録しているものと同じものが自動的に表示されます。
次に自己紹介とリンクを設定しましょう。自己紹介とリンクに関しては、Instagramで設定している内容とは別の内容を設定可能です。Instagramと同じ内容に設定したい場合には、そのままインポートすることもできます。空欄のままにしておいても問題ありません。
次にプライバシー設定を行いますが、公開プロフィールか非公開プロフィールかを選ぶだけです。公開プロフィールに設定した場合には、すべてのユーザーが自分のコンテンツに対してシェアやアクションなどができるようになります。
非公開プロフィールにした場合には、承認済みのフォロワーしか、自分のコンテンツをシェアしたりアクションをしたりすることはできません。とりあえずThreadsを使ってみたいだけであれば、非公開プロフィールにしておいた方が無難でしょう。
次に、InstagramでフォローしているアカウントをThreadsでもフォローするかどうか選びます。これで最初の設定は完了です。
Threadsの仕組みについての説明が表示されるので、一通り目を通してから、画面下の「Threadsに参加する」をタップしましょう。そうすると、投稿や閲覧ができるようになります。
操作方法
Threadsの基本的な操作方法について見ていきましょう。
投稿
投稿をするときには、画面下に5つならんでいるボタンのうち真ん中のものをタップしましょう。そうすると「新規スレッド」と表示された入力フィールドが出てきます。「スレッドを開始」と薄く表示されているところに、投稿したい文章を入力しましょう。1回で500文字まで投稿可能です。入力したら画面右下の「投稿する」をタップしましょう。
入力済みの文章が500を超えている場合には、501文字目以降の部分が赤く表示され、その状態だと投稿できません。
もし、500文字を超える投稿をしたい場合には、複数回に分けるようにしましょう。
また、クリップマークをタップすると、画像や動画を添付できます。スマホに保存されている画像や動画の中から投稿したいものを選択しましょう。1回の投稿で添付できるのは10枚までです。
画面下には返信できる人の範囲が表示されています。その部分をタップすると返信できる人の範囲を変更可能です。
「すべての人」、「フォロワー」、「フォロー中のプロフィール」、「メンションのみ」のいずれかを選択します。メンションは「@+アカウント名」で指定可能です。
リポスト(再投稿・引用)
リポストというのは、他のユーザーの投稿と同じ内容のものを再投稿することです。また、他のユーザーの投稿を引用した上で、自分の投稿を付け加えることもできます。
リポストをしたい場合には、再投稿マークから再投稿と引用を選択しましょう。再投稿マークというのは、2つの矢印が回るような様子を描いているTwitterのリツイートのようなマークです。機能的にもTwitterのリツイートや引用リツイートとほぼ同じです。
リプライ(返信)
他のユーザーの投稿をタップすると、画面下に入力フィールドが表示され、その入力フィールドからリプライできます。この機能もTwitterのリプライとほぼ同じです。
フォロー・フォローバック
公開ユーザーに対してはユーザーのプロフィールから、フォローをタップするとフォローできます。
非公開アカウントの場合には、フォローをタップしてもすぐはフォローできません。
フォローをタップするとフォローのリクエストが相手に送信されます。そして、相手が承認すればフォローできるという仕組みです。
また、自分が他のユーザーからフォローされるとアクティビティの通知が届きますが、そこからフォローバックできます。また、フォローされた相手のプロフィールからもフォローバックが可能です。
プロフィールの編集・確認
プロフィールを編集したり確認したりしたいときには、一番右の人マークのボタンからプロフィール画面に入りましょう。自己紹介・リンク・アイコン画像を変更できます。
ただし、ユーザーネームと名前に関しては、Threads上の操作で変更することはできません。ユーザーネームと名前は、Instagramで設定されているものに同期されているためです。
もし、ユーザーネームと名前を変更したいのであれば、Instagramで変更しましょう。そうすると、Threadsでも自動的に反映されます。
Threadsと他のSNSとの違い
ThreadsはTwitterとよく似ていますが、投稿可能な文字数や添付可能な画像・動画などが異なります。Threadsの方がTwitterよりも、ボリュームの多い投稿が可能です。ただし、Twitterで利用できるハッシュタグや予約投稿などの機能は、Threadsには備わっていません。
Instagramとも似ていますが、Threadsは画像や動画よりもテキストがメインという点で異なります。Instagramには画像や動画に特化した機能が備わっているため、上手く使い分けましょう。
Threadsを使用する上での注意点
Threadsのユーザーネームと名前はInstagramと同一になります。他のユーザーから見て、同じ人だと簡単に分かってしまうことを前提に利用するようにしましょう。
InstagramとFacebookを連携している場合には特に注意が必要です。ThreadsからInstagramのアカウントが分かり、InstagramからFacebookのアカウントが分かってしまいます。知り合いから、Threadsのアカウントを特定されてしまう可能性もあるでしょう。
また、Threadsを止めたくなっても、Threadsのアカウントだけを削除することはできません。Threadsのアカウントを削除するには、Instagramのアカウントも削除する必要があるため注意しましょう。
ただし、Threadsには「プロフィール利用解除」という機能があります。これは、アカウントを一時的に休眠できる機能です。具体的には、プロフィールや投稿などの内容が、他のユーザーから閲覧できなくなります。そして、Instagramには特に影響はありません。後から再開することもできます。もし、Threadsを止めたくなったら、この「プロフィール利用解除」の機能を利用するのが無難です。
まとめ
ThreadsはMetaが運営する新しいSNSで、Instagramと連携して利用する仕様になっています。基本的な機能はTwitterと似ており、ユーザー同士で文章や画像によるやり取りが可能です。1回で500文字投稿できて、画像や動画は10枚添付できます。
TwitterやInstagramと機能が似ており、同じような感覚で使えるので、ぜひ使ってみましょう。