3月25日から、相鉄・東急新横浜線の新横浜駅で、AIカフェロボット「root C(ルートシー)」のサービスが開始されました。
新横浜駅の待合室「Shin-Yoko Gateway Spot」に設置され、東急電鉄では「目黒線目黒駅」「東横線・目黒線日吉駅」に続く3駅目です。
AIカフェロボットはなにか、どのようなことができるのか良く分からない方もいるのではないでしょうか。
そこで本記事では、AIカフェロボット「root C」とはなにかという特徴や利用方法について紹介します。
AIカフェロボットの設置場所
AIカフェロボット「root C」は、新横浜駅B1Fにある待合室、「Shin-Yoko Gateway Spot」に設置されています。
住所:神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目100番1号
営業開始日:2023年3月25日
利用可能時間:始発~午後8時
「Shin-Yoko Gateway Spot」は、各線沿線地域の玄関口である新横浜駅の構内にある待合室です。
各方面から訪れるさまざまな人々の交流をイメージした素材が用いられています。
AIカフェロボット「root C」とは?
AIカフェロボットの「root C」とは、株式会社New Innovations(ニューイノベーションズ)が提供する、AIが搭載された「次世代自動販売機」です。
AIカフェロボット「root C」は、アプリ(iOS・Android)から時間や受け取り場所を指定すると、人との接触がない完全無人状態でコーヒーを受け取れます。
2021年には、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」を受賞しました。
AIカフェロボット「root C」の利用方法
AIカフェロボット「root C」では、「アプリのダウンロード」「注文」「受け取る」の3つのステップを踏むだけでコーヒーが楽しめます。
コーヒーの受け取りまで対人接触がないため、カフェで並ばなくて済む上、注文はアプリからするため、長いメニューの名前を覚える必要もありません。
注文するには、お手持ちのスマートフォンから専用のアプリをダウンロードし、アプリを起動して飲みたいコーヒーを選ぶだけです。
注文するコーヒーに悩んだときには、「パーソナライズ診断root C MATCH」というサービスを活用し、最適なコーヒーを選んでもらうことも可能です。
注文が終わったら、コーヒーの受け取り時間を設定します。
受け取りは、設定した時刻以降にAIカフェロボット「root C」のロッカーを訪れると、アプリからロックを解除できるため、解除後ロッカーからコーヒーを受け取れます。
AIカフェロボット「root C」の特徴
AIカフェロボット「root C」は、アプリをダウンロードすればいつでもコーヒーの注文ができ、受け取る時間の指定までできます。
コーヒーはロッカーから受け取るため、カフェでありながら対人接触は必要ありません。
root Cには、このほかにもさまざまな特徴があります。この章では、root Cがもつ特徴について解説します。
パーソナライズ診断
AIカフェロボット「root C」では、さまざまな種類のスペシャルティコーヒーを取り扱っており、気分に合わせた珈琲が楽しめます。
また、コーヒー選びに迷った際には、ユーザーに合うコーヒーを提案する「パーソナライズ診断(root C MATCH)」を受けて注文を決めれば、普段とは違うものに出会える可能性もあります。
パーソナライズ診断とは、簡単な質問に回答することでAIが嗜好を記憶し、オススメメニューを提案する機能です。
コーヒーを飲んだ後にも質問が表示され、回答する回数を重ねるごとにパーソナライズ診断の精度は高まります。
利用に合わせた料金形態
AIカフェロボット「root C」では、コーヒーを飲みたい時に購入する単品購入の他に、サブスクリプションでの購入も可能です。
料金形態は以下の通りです。
・コーヒー単品の料金:450円
・Limited Plan(8杯まで):1,980円/月
・Unlimited Plan(杯数無制限):7,980円/月
なお、サブスクリプションは、初月無料なため、気軽に試すとよいでしょう。
注文から受け取りまで非接触
AIカフェロボット「root C」は、アプリで注文をし、ロッカーから注文したコーヒーを受け取ります。
普通のカフェのように店舗で注文しなくてもよく、指定した時間に訪れるだけで受け取れるため、並んだり、でき上がりを待ったりする必要はありません。
無人店舗で人と接触する必要がないため、感染予防にもつながります。
豊富なメニュー
AIカフェロボット「root C」のコーヒーは、バリスタによって厳選されたスペシャルティコーヒーです。
コーヒーが種のときからコーヒーカップに注がれるまで、全ての工程が厳密に管理されており、コーヒーが育った環境ごとに、それぞれ違った風味を持ちます。
新横浜駅で味わえるコーヒー豆には7種類があります。
・エチオピア アリーチャ
・コスタリカ ラ・メサ
・ホンジュラス モンテシージョス
・グアテマラ ハスミネス
・ケニア カユ
・インドネシア スマトラタイガー
・ブラジル セルタオ
アプリでは、それぞれのコーヒー豆について、酸味の強さや香り高さ、風味についての詳細が見られます。
ポイントが貯まる
AIカフェロボット「root C」には、ポイント制度が導入されており、1ポイントにつき1円換算で利用が可能です。
ポイントは珈琲の注文時、支払いに利用でき、全てポイントでの清算も可能です。
ポイントは、コーヒーを購入する度に、価格の10%相当が貯まる他、アプリへのログインボーナスや友達招待でも付与されます。
ログインボーナスは、連続してログインすることでもらえるポイントが増え、1日目~5日目までは1ポイント、6日目で5ポイント、7日目には10ポイントがもらえます。
なお、連続ログインが止まったときや7日目の後は、1日目(1ポイント)に戻ります。
まとめ
新横浜駅のAIカフェロボット「root C」は、新横浜駅構内の待合室「Shin-Yoko Gateway Spot」に設置された、「次世代自動販売機」です。
アプリから注文し、受け取るまで人との接触のない完全無人でコーヒーが味わえます。
コーヒー豆の種類が豊富なため、飲みたいコーヒーに悩んだ際には、パーソナライズ診断で得た情報を基に、AIがオススメコーヒーを提案してもらってもよいでしょう。