PCゲームを携帯しプレイできる最新のゲーム機器、Steam Deckが日本に上陸しました。
Steam Deckの使用によって、外出先でも手軽にPCゲームを楽しめるようになります。最新携帯ゲーム機であるSteam Deckの特徴やスペック、また欠点についてご紹介します。
Steam Deckとは|Valve社が手掛ける携帯ゲーム機
Steam Deckとは|Valve社が手掛ける携帯ゲーム機
Steam Deckとはコンピューターゲームの開発や販売をしているValve社が開発した、携帯型のゲーミングPCを意味します。
外出先でもPCゲームを利用でき、オンラインに接続が必要なトーナメント戦や協力プレイのゲームへの参戦も可能です。
Wi-FiやBluetoothとの接続も可能で、コントローラーやヘッドセットなどのさまざまなアクセサリと連携ができます。
またSteam DeckではすべてのモデルでマイクロSDカードによるストレージ拡張ができます。そのため容量の高いゲームでも簡単に持ち運びが可能です。
PC専用のゲームを手元でプレイ可能
Steam Deckでは携帯型デバイス用ではないPC専用のゲームを、外出先でプレイ可能です。
HOGWARTSやApexといった有名なPCゲームの利用もできます。
利用したいゲームがSteam Deckにあり、外出先でプレイ可能かどうかはSteamというプラットフォームで確認できます。
Steamにあるものは以下の4つのゲームカテゴリーです。
- 確認済み (Steam Deck内で快適に動作可能)
- プレイ可能 (ユーザーによる手動の修正が必要)
- 非対応 (Steam Deck内ではプレイ不可能)
- 不明 (互換性の確認未遂)
テレビにつないでリビングでプレイ可能
Steam Deckではテレビやモニター、そしてケーブルがあれば古いCRTディスプレイにも接続できます。ご自宅のテレビにつないで、リビングでのゲームプレイも可能です。
ただし周辺機器に接続するためには、Steam Deckドッキングステーションという専用のドックが必要です。
専用ドックがあることで、複数のデバイスに接続できるようになります。
Steam Deckドッキングステーションは付属品ではなく別売りのため、利用したい際には別途購入しましょう。
マイクロSDカードを使えばストレージを拡張可能
Steam DeckにマイクロSDカードを使えばストレージの拡張が可能です。
Steam Deckの全モデルが、マイクロSDカードでのストレージ拡張に対応しています。
マイクロSDカードに保存されたゲームはすぐにプレイできるため、ゲームカセットのように扱うのもよいでしょう。
マイクロSDカードで拡張し収納すれば、大容量のゲームを外出先でも利用できます。
ジャイロ機能やトラックパッドで抜群の操作性
PCゲームには、基本的にマウス操作が前提のゲームが多くあります。
Steam Deckではジャイロや、トラックパッドの使用で、繊細で直感的な操作が可能です。
ジャイロ機能とはコントローラーを傾ける角度や速度を内蔵のセンサーで検知することです。
ジャイロが使えることによって、繊細な操作を可能にし照準を細かく調節できます。
トラックパッドとはノートパソコンに付いているタッチパッドのことで、PCゲームの際にはカスタマイズ性や精度の向上が期待できる仕様です。
Steam Deckの欠点
PC専用ゲームを携帯でき、外出先でもゲームプレイを可能にしたSteam Deck。
PCゲームを利用する方にとっては夢のようなゲーム機器ですが、いくつかの改善を求める声もあります。
ここではSteam Deckの欠点についてご紹介します。
バッテリーの持ちが悪い
Steam Deckの公式サイトで、バッテリーは2~8時間持つと記載されています。
しかし実際にプレイすると、負荷の高いゲームの場合だと2時間ももたずに切れてしまうことがあります。またゲームのプレイ中にバッテリーの残量が表示されないところも難点です。バッテリー警告がないため、ゲームの途中にいきなり電源が切れることもあります。対戦や協力プレイをしているときには、不便かもしれません。
※公式発表でのバッテリー持続時間が8時間というのは、Steam Deck本体へ負荷をかけない使用の場合のみです。つまりストリーミングプレイをした場合について、言及されているそうです。
ゲーミングPCよりはスペックが低い
Steam Deckのスペックは、最新のゲーミングPCよりは低いといわれています。
PC用と携帯型デバイス用のゲーム機器では、そもそもPC用のほうが高スペックを求められることが多い傾向です。
おなじゲームでもPC用でプレイしたほうが、解像度は高く描写も細かくなります。
そのためSteam Deckは、エントリーモデル程度のスペックであると考えたほうがよいかもしれません。
携帯ゲーム機としては非常に重い
Steam Deckの特徴はPCゲームを携帯してプレイできることですが、持ち運びをするにはサイズが大きく非常に重いといわれています。
他の携帯用ゲーム機器の重さは約280g~420gの間が多くある一方で、Steam Deckは約670gあります。持ち運びができたとしても、寝転がってプレイすることは至難の業です。
また仰向けの体制でプレイをしたい方には、少し危険かもしれません。
まとめ
最新の携帯用ゲーム機器であるSteam Deckについてご紹介しました。
PC専用ゲームを持ち運び外出先で使用できることや、テレビやモニターなどの他の機器にも接続できることが特徴です。
サイズが大きく重さもあるため、常に持ち歩く方には向かないかもしれませんが、基本は自宅で使用するという方にはよいかもしれません。
海外での評判が高く、今回日本に上陸したSteam Deckをぜひチェックしてみてください。