スマートウォッチでSuicaを使うメリット
・改札の出入りが楽
スマートウォッチでSuicaを使う一番のメリットは、なんといっても改札の出入りがスムーズになることでしょう。
すでにスマホでモバイルSuicaを使っている方は多いはずです。スマホからサッとチャージできる上に、パスケースなど余計な荷物が減って便利ですよね。スマートウォッチなら更に、スマホをポケットやカバンから出す必要さえなく、手首を改札にかざすだけで出入りすることができます。荷物で両手がふさがっていても大丈夫ですね。
普段の電車だけでなく、新幹線もSuica搭載のスマートウォッチ一つで乗ることができます。券売機に並ぶ必要も、チケットを失くす心配もありません。
・買い物が楽
モバイルSuicaやカードのSuicaと同じように、Suica搭載のスマートウォッチでキャッシュレス決済をすることもできます。改札の出入りと同じように、スマホや財布を出さなくていいのはとても便利ですよね。
コロナ禍の今、多くの人が触れ感染リスクの高い現金はなるべく使いたくないもの。コンビニ等でもキャッシュレス決済の利用が推奨されています。加えて、店の商品を触った手で自身のスマホを触るのも避けたいと思う方も多いでしょう。
スマートウォッチでのキャッシュレス決済なら、どこにも触れることなく手首をかざすだけで決済できるので、最もリスクの少ない方法であると言えるかもしれません。
また、Suicaはコンビニ大手3社を含む約60万店と加盟店が多いのも嬉しいポイントです。
1:Apple Watch
画像引用元:https://www.apple.com/jp/shop/buy-watch/apple-watch-se/apple-watch?option.watch_cases=MYE22J/A&option.watch_bands=MGT33FE/A&part=Z0YQ&preSelect=false&product=Z0YQ&step=detail#
Suicaに最も早く対応したスマートウォッチがApple Watchです。3つの現行モデル(Apple Watchシリーズ3,シリーズ6、SE)すべてがSuicaに対応しています。
Apple Watchを利用できるのはiPhoneユーザーのみで、Androidユーザーは使うことができません。もちろんiPhoneを始めとするApple製品との相性は抜群です。
例えばiPhoneが受け取る通知をApple Watchでも受け取ることができますが、このアプリの通知はiPhoneだけ、このアプリはiPhoneとApple Watch両方に、というように細く設定することが可能です。
最新のシリーズ6は血中酸素濃度測定にも対応するなど、キャッシュレス決済以外の機能も大変充実しています。
Apple Watchに搭載されるApple Payでは、SuicaだけでなくPASMO(後述)、iD、QUICPayによるキャッシュレス決済が利用できます。
2:Garmin
2020年5月21日、Garminのスマートウォッチ一部機種がSuicaを使った決済に対応しました。Garminのスマートウォッチは、iPhone、Androidどちらのスマートフォンとも同期して使うことができます。Garmin登場以前はSuicaに対応しているスマートウォッチはApple Watchだけでしたが、日本国内のAndroidスマホユーザーにとっては、初めてスマートウォッチでSuica決済ができるようになったということです。
Garminのおすすめ機種を知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
ついにSuica対応開始!スマートウォッチ売上上位”Garmin”のおすすめはコレ
GarminスマートウォッチでSuica決済を利用する方法
GarminのスマートウォッチでSuica決済を利用するには、以下のものが必要です。
・Suicaに対応したGarminスマートウォッチ(対応モデルは後述)
・スマートウォッチと同期したスマートフォン(iPhone、Androidどちらも可)
・Google Pay対応のクレジットカード
まず、スマートフォンにアプリ「Garmin Connect」をダウンロードし、スマートウォッチとペアリングを行います。「Garmin Pay」を選択し、「カードの追加」→「交通系ICカード」→「Suica」と進み、必要な情報を入力します。
そして、Google Payに登録しているクレジットカードから1,000円〜5,000円をチャージすることで、スマートウォッチ専用の新しいSuicaが発行され、同期したスマートウォッチでSuica決済ができるようになります。
ここで注意したいのは、スマートフォンでモバイルSuicaを利用していても、それを引き継ぐことはできないということです(ICカードのSuicaも同様)。また、初回のチャージ、2回目以降の以降のクレジットカードでのチャージには、必ずスマートフォンが必要です。
2回目以降は現金でのチャージも可能です。現金の場合は、コンビニなどの店頭、駅に設置されているトレイ型券売機で行います。
初回のチャージ金額は5,000円が上限です。利用を開始して一定期間が経つと、残額と合わせて最大20,000円までチャージできるようになります。上限20,000円はICカードのSuica、モバイルSuicaと同じ金額です。
Garminスマートウォッチでできないこと
Garmin Connectアプリでは、定期券の購入ができません。よって、Garminのスマートウォッチでは定期券を利用して電車に乗ることはできないということになります。
他にも、Suicaグリーン券の購入、東海道・山陽新幹線のエクスプレス予約及びスマートEXが利用できないので、これらを利用したい方は注意が必要です。
https://www.garmin.co.jp/minisite/garmin-pay-suica/
3:wena 3
2020年11月27日に発売された、ソニーのスマートウォッチ「wena」の新シリーズ、「wena 3」もSuicaに対応しています。
wenaは他のスマートウォッチと違い、ヘッド部分ではなくバンドにスマートウォッチの機能が搭載されているのが特徴です。好きなヘッドに取り付けて使うことができるので、アナログ時計のヘッドをスマートウォッチ化することができます。
アナログウォッチとスマートウォッチ、どちらの魅力もいいとこどりできるのが嬉しいですね。
wena 3は、iPhone、Android両方に対応していて、電子マネーはSuicaだけでなく楽天Edy、iD、QUICPayなどが利用できます。
wenaについては、こちらの記事で詳しく解説しています。
Suica対応で超便利に!ソニーのスマートウォッチ「wena3」発売!
将来はApple WatchやGarmin以外のより多くのスマートウォッチでもSuicaが使えるように
現在Suicaを使えるスマートウォッチはApple Watch、Garminのスマートウォッチだけですが、将来はApple Watch以外でもSuicaが使えるようになります。
スマートウォッチのOSには、
・Watch OS・・・「アップル」が開発したApple Watch用OS
・Wear OS・・・「Google」が開発したスマートウォッチ用OS
・Tizen・・・「サムスン」や「インテル」が協力して開発したスマートウォッチ用OS
の3つがあります。
この内「Wear OS」は、プログラム内容などの仕様が外部公開されているため、多くのメーカーが自社のスマートウォッチに搭載しています。そして、現在Wear OSで、Google Payを利用できるようにする動きが広まっています。
すでに海外では、Wear OS経由でGoogle Payを利用することが可能です。そして日本でもGoogle Payが利用できれば、Google Payに対応しているSuicaを使えるようになります。
ちなみに、Google PayがWear OS経由で使えるようになると、「WAON」「楽天Edy」「id」など、代表的な電子マネーサービスを複数利用できるようになります。
残念ながら、海外で利用されているICチップの決済技術と、日本で使われているICチップの決済技術には違いがあります。
そのため、海外のICチップ決済技術にしか対応していない海外版Google Payを、日本では利用できません。しかし、将来的には日本でもGoogle Payが使えるようになるでしょう。
実際ファッションブランドとして有名で、スマートウォッチも取り扱っている「フォッシル」と「ディーゼル」は日本でのGoogle Pay導入を公式発表しており、他のメーカーも参入予定をほのめかしています。
今まで日本ではApple Payに分があった電子決済機能をWear OSで利用できるようになれば、Wear OS搭載スマートウォッチの利便性はさらに高くなります。将来的には、ほとんどのメーカーのスマートウォッチが日本でGoogle Payに対応する可能性が高いでしょう。
もう少し待てば、日本でSuicaを使えるスマートウォッチが発売されるかもしれません。「どうしてもApple Watch、Garmin以外のスマートウォッチでSuicaを使いたい」という方は、今後のスマートウォッチメーカーの動向にも注目してください。
Apple WatchはPASMOにも対応
2020年10月6日から、PASMOがApple Payに対応開始し、それに伴ってApple Watchでも使えるようになりました。PASMOを利用できるスマートウォッチは現在Apple Watchのみです。
Apple PayのPASMOを利用できるのは、
・iPhone 8以降のiPhone
・Apple Watch シリーズ3、シリーズ6、SE
となっています。
Apple PayのPASMOとSuicaは同時に利用できるので、定期券はPASMO、その他はSuicaというように使い分けることも可能です。
2022年版Suica対応および対応が予想されるスマートウォッチ
2021年1月時点でSuicaに対応しているのは、Apple Watch、Garmin、wena 3のみです。なお、Apple Watchの場合、SuicaにはApple Watch Series 2から対応していますが、Series 2は現在販売中止となっています。
(2022年2月時点)
新製品の登場やSuica対応がどんどん進んでおり、執筆時点ではForbitもSuica対応になりました。
Apple Watch
商品名
メーカー
対応スマホ
参考価格
Apple Watch Series 3(GPSモデル)
Apple
iPhone
¥18,900~
Apple Watch Series 3(GPS+Cellularモデル)
Apple
iPhone
¥22,800~
Apple Watch Series 6(GPSモデル)
Apple
iPhone
¥42,800〜
Apple Watch Series 6(GPS+Cellularモデル)
Apple
iPhone
¥53,800〜
Apple Watch SE(GPSモデル)
Apple
iPhone
¥29,800〜
Apple Watch SE(GPS+Cellularモデル)
Apple
iPhone
¥34,800〜
Apple Watch 7(GPSモデル)
Apple
iPhone
¥48,800〜
Apple Watch 7(GPS+Cellularモデル)
Apple
iPhone
¥60,800〜
Garmin
商品名
メーカー
対応スマホ
価格
特徴
FĒNIX 6
Garmin
iPhone、android
70,000円〜
すべてを盛り込んだフラッグシップモデルであり、エントリーモデル
FĒNIX 6S
Garmin
iPhone、android
65,000円〜
すべてを盛り込んだフラッグシップモデルであり、エントリーモデル。FĒNIX 6よりややコンパクトな1.2インチディスプレイ
FĒNIX 6X
Garmin
iPhone、android
110,000円〜
すべてを盛り込んだフラッグシップモデルであり、エントリーモデル。日差しの中でも読み取りやすい大型の1.4インチディスプレイ
FĒNIX 6X PRO DUAL POWER
Garmin
iPhone、android
130,000円〜
1.4インチの大型ディスプレイにソーラーバッテリーを搭載したハイエンドモデル
VÍVOACTIVE 4/4S
Garmin
iPhone、android
39,800円
GPS内蔵のマルチスポーツウォッチ。防水設計で24時間着用可能
VENU
Garmin
iPhone、android
49,800円
AMOLED(アクティブマトリックス式有機EL)ディスプレイ搭載の高画質モデル。防水設計で24時間着用可能
LEGACY HERO
Garmin
iPhone、android
49,800円
ファースト・アベンジャーをイメージしたデザインのスペシャルエディション。アプリもアベンジャーバージョン。
LEGACY SAGA
Garmin
iPhone、android
49,800円
スター・ウォーズのダース・ベイダーをイメージしたデザインのスペシャルエディション。アプリもダース・ベイダーバージョン。
VÍVOMOVE STYLE
Garmin
iPhone、android
36,000円〜
本物の時計針とタッチスクリーンディスプレイをかけ合わせたハイブリッドスマートウォッチ。AMOLEDカラーディスプレイ搭載。Corning Gorillaガラスとアルミニウム製
VÍVOMOVE LUXE
Garmin
iPhone、android
50,000円〜
本物の時計針とタッチスクリーンディスプレイをかけ合わせたハイブリッドスマートウォッチ。AMOLEDカラーディスプレイ搭載。サファイアクリスタルレンズとステンレススチール製
VÍVOMOVE 3/3S
Garmin
iPhone、android
28,000円〜
本物の時計針とタッチスクリーンディスプレイをかけ合わせたハイブリッドスマートウォッチ。Suica対応モデルの中で最も手頃な価格
APPROACH S62
Garmin
iPhone、android
62,000円〜
GPSを内蔵したゴルフウォッチのフラッグシップモデル。直射日光の下でも見やすい半透過型タッチスクリーン搭載
(2022年2月執筆時点)
Garminでは、新たに27種類のスマートウォッチがSuica対応になっています。執筆時点では、合計で39種類にもわたるスマートウォッチがSuica対応です。
wena 3
商品名
メーカー
対応スマホ
参考価格
wena 3 metal Silver(WNW-B21A/S)
バンドのみ
SONY
iPhone、Android
¥33,000
wena 3 metal Premium Black(WNW-B21A/B)
バンドのみ
SONY
iPhone、Android
¥35,000
wena 3 rubber Black(WNW-A21A)
バンドのみ
SONY
iPhone、Android
¥24,000
wena 3 leather Premium Black(WNW-C21A/B)
バンドのみ
SONY
iPhone、Android
¥30,000
wena 3 leather Brown(WNW-C21A/T)
バンドのみ
SONY
iPhone、Android
¥32,000
wena 3 -SEIKO Mechanical Edition-(WNW-SC21A/L)
バンド+ヘッド
SONY
iPhone、Android
¥84,000
wena 3 -BRIGHTZ Edition-(WNW-SC22A/B)
バンド+ヘッド
SONY
iPhone、Android
¥139,000
wena 3 -PROMASTER Edition-(WNW-SB21A/B)
バンド+ヘッド
SONY
iPhone、Android
¥99,000
今後対応が期待できるスマートウォッチ
Apple watchに続き、GarminのスマートウォッチがSuicaへ対応したことにより、今後も続々とSuica対応のスマートウォッチが発売することに期待が高まります。今後Suicaへの対応が期待できそうなスマートウォッチは以下のようになっています。いずれのメーカーも海外ではすでにGoogle Payに対応しており、国内でもGoogle Payやモバイル支払いへの対応を考えていると発言しています。そのため、近いうちにGoogle Payを使ってのSuica支払いが可能になるものと予想されます。
商品名
メーカー
対応スマホ
参考価格
メンズ Gen 5
Fossil
Android/iPhone
¥46,200
レディース Gen 5
Fossil
Android/iPhone
¥46,200
メンズ Gen 4 Q Explorist HR
Fossil
Android/iPhone
¥33,969~¥46,402
レディース Gen 4 Venture HR
Fossil
Android/iPhone
¥35,390~¥55,141
FALSTER 3 スマートウォッチ
スカーゲン
Android/iPhone
¥46,200
HUAWEI Watch GT2 42mm Sports
HUAWEI
Android/iPhone
¥25,080
HUAWEI Watch GT2 42mm Elegant
HUAWEI
Android/iPhone
¥33,880
HUAWEI Watch GT2 42mm Classic
HUAWEI
Android/iPhone
¥29,480
LG Watch Sport Unlocked GSM
LG
Android
¥57,193
scallop smartwatch 2 KST2013 レディース
ケイト・スペード ニューヨーク
Android/iPhone
¥53,900
MISFIT VAPOR 2
MISFIT
Android/iPhone
¥31,860
(2022年2月執筆時点)
残念ながら、上記のスマートウォッチはいまだSuica対応ではありません。
その他の電子決済が可能にはなりつつありますが、スマートウォッチの普及もそこそこであり、Suica対応はもう少し後になるのかもしれません。
一方で、Fibitが新たに追加されたので、下記でご紹介していきます。
2022年に時点で新たにSuica対応したForbit
2021年1月にGoogle社がForbitを買収したことで、Googleの技術を生かしながら、Forbit PayとしてSuica対応が可能になりました。
現在、Suica対応している機種は以下の通りです。
Forbit Charge 5
Forbit
Android
¥24,990
Forbit Versa 2
Forbit
Android
¥19,990
Forbit Versa 3
Forbit
Android
¥24,990
Forbit Sense
Forbit
Android
¥34,990
なお、いまだに発売されないGoogle社の独自ブランド「Pixel Watch」ですが、2022年に発売との噂が立っています。
もちろん、あくまで噂でしかなく、公式発表を待ち続けるしかありません。
ハードウェアにそれほど力の入れないGoogle社の今後に注目が集まります。
Apple Payへのsuicaの登録方法
次に、Apple Payにsuicaを登録する方法について解説します。
Apple Payにsuicaを登録するためには、Apple Watchのseries2以降か、iPhone7またはiPhone7Plus以降でFace IDまたはTouch ID、パスコードが設定されたものが必要になります。
ちなみに、Apple Watchのseries2以降と言っても、日本国外で販売されたものに関してはsuicaには対応していませんので注意してください。
ここでは、Apple Watchへの登録方法にポイントをしぼってご説明しましょう。Apple Watchでsuicaを使う場合には、suicaの新規発行のみが可能です。定期券などに使用している既存のsuicaをApple Watchに取り込むことは現状では出来ません。
Apple Watchにsuicaを登録する場合にもiPhoneが必要です。まず、iPhone上でWatch APPを開き、「マイウォッチ」タブを選択してください。次に、画面をスクロールさせて「WalletとApple Pay」をタップします。
その後、「カードを追加」をタップし、「続ける」をタップしたあと、「suica」を選択します。最後に、suicaに入金したい額を入力した後、画面の案内に従って交通系ICカードを新規作成すれば、suicaの新規登録とチャージが完了となります。
ただし、Apple Watchで可能なのはsuicaの新規登録のみです。定期用のsuicaなど、手持ちのsuicaのカードを登録したい場合には iPhone7またはiPhone7Plus以降のiPhoneが必要となります。この場合には、Wallet Appの機能を使用します。いずれにしても、Apple Watch単体ではsuicaの新規発行のみが可能だということを覚えておいてください。
>次のページ Google Payへのsuicaの登録方法は?
Google Payへのsuicaの登録方法
Android系のスマートウォッチに搭載されているWear OSは、オープンソースのAsteroid OSと連携しているため、Wear OSのファームウェアの書き換えが出来るようになっています。そのため、各社各様の機能を持ったスマートウォッチが開発されています。心拍数や消費カロリーなどを測るスポーツ用に特化したものから、通話やLINEが出来るものまで、製品の機能はメーカーによって様々です。
中でも、アメリカのアパレルメーカーであるFossilや、マイケル・コース、時計・ジュエリーメーカーのスカーゲンなどは、Google Payやモバイル支払いへの対応を積極的に行っているメーカーです。2020年1月の時点では、まだ日本国内でsuicaに対応しているスマートウォッチは存在しないのですが、今後は順次追加されていくものと見られています。
Andoroid系のスマートフォンでGoogle Payを使うには、まずGoolge PlayストアからGoogle Payのアプリをダウンロードしなくてはいけません。Suicaの発行もこのGoogle Pay上で行うようになっています。Google Payへのsuicaの登録はとても簡単なので、誰でも容易にできます。
まずは、Google Payアプリを起動して「開始」をタップしてください。次に、電子マネーの一覧が表示されるので、この中からsuicaを選びます。画面下部には、Google Payの規約と特約に同意する旨のボタンが表示されているので、「同意する」をタップして次に進めましょう。
suicaの登録には、メールアドレスやパスワード、生年月日、性別などの登録が必要です。これらの入力を終えたら、「アカウントを作成」をタップしてください。これが完了すると、Google Payでsuicaが使用出来るようになります。なお、チャージするにはクレジットカードやデビッドカードなどが必要になります。
スマートウォッチの選び方
一口にスマートウォッチと言っても、suicaをはじめその機能は様々です。しかし、多くの製品に共通している機能としては、GPSによる位置情報の把握や、心拍数や歩数、消費カロリーのチェックといったヘルスケア系の機能があります。また、Apple Watchなど一部のスマートウォッチでは音楽の再生もできます。
スマートウォッチを選ぶ場合、主にタッチスクリーンに対応しているかどうかをまず基準にすると良いでしょう。画面がタッチスクリーン式になっていないものでは、メールやLINEなどが送られてきた場合にもそれを通知してくれるだけです。しかし、価格にもよりますが、タッチスクリーン式のものであれば実際のそのメールやLINEを画面上で読むこともできます。
スマートウォッチを選ぶ場合、防水機能なども気になるところでしょう。しかし、防水機能はほとんどのスマートウォッチに備わっています。多少の水濡れくらいであれば壊れないものが多いと言って良いでしょう。しかし、ダイビングなど激しい動きをした場合には、防水機能が働かないこともあるので注意しましょう
スマートウォッチの機能は、だいたい1万円を切るものと、それ以上のものとで大きく変わってきます。こちらで話題にしているsuica対応のモデルであれば、最低でも2万円台はします。また、スマートウォッチはモデルチェンジが早い商品なので、古いバージョンのものはすぐに手に入らなくなってしまう点に気を付けてください。
値段が1万円を切る廉価版のスマートウォッチは、心拍数系や歩数計などが内蔵されている、ヘルスケア系に特化したものが多くなっています。音楽再生などの機能もついていないものが多いです。廉価版の製品でもタッチスクリーン式のものはありますが、やはりメールやLINEの着信などは通知機能のみに限定されています。
Apple Watchであれば現在でもsuicaに対応しています。ですが、将来的にAndroid系のスマートウォッチでsuicaを使いたいのであれば、Google Payへの対応を公式に宣言しているものを選ぶと良いと思います。価格的には、安いものでも2万円台、高いものでは5万円くらいはすると思っておいたほうが良いでしょう。
おすすめスマートウォッチ 17 選
1.Apple Watch Series 5(GPS+Cellularモデル)
こちらは2020年1月時点での、Apple Watchの最新バージョンです。もちろん、Apple Payによるsuica払いにも対応しています。価格はSeries4のGPS+Cellularモデルと比べると若干安くなっており、その点も魅力だと言えます。
画面には新型のRetinaディスプレイが採用されており、文字盤が常時表示されています。また、Apple Watch Studioで様々なカラーリングのバンドが発売されているため、組み合わせて個性を楽しむこともできます。ヘルスケア関連や音楽関連の機能も充実していて、Apple Musicにアップロードされている全曲をストリーミングで聴くことが可能です。
2.Apple Watch Series 3(GPS+Cellularモデル)
Apple Watch Series 3は2017年9月に発売されたバージョンです。Series 2は販売中止になりましたが、Series 3は現在でも販売が継続されています。価格は2018年モデルのSeries 4が販売中止になったことにより、以前よりも安い価格で販売されています。
Series 5と比べると、ストレージが16GBとやや少なめで、形状にもディスプレイに角があるなどの違いがあります。しかし、GPSセンサーや光学式心拍センサーなどが付属しており、一般向けやスポーツ向けなど様々な用途で楽しめるスマートウォッチになっています。Siriを利用して電話に出たり、ストリーミングで楽曲を楽しんだりすることも可能です。
3. Fossil メンズ Gen 5
アメリカ発祥のアパレルブランド・時計メーカーがFossil(フォッシル)です。Fossilは会社設立当初から時計の製造・販売を行っており、国内・国外ともに人気のあるブランドの一つです。Fossil製のスマートウォッチの特徴は、やはりその抜群のお洒落さで、カラーバリエーションやベルトの種類も豊富に用意されています。
Gen 5は現在の最新シリーズで、省電力機能や優れたスピーカーを内蔵しています。現在、suicaには対応していませんが、モバイル支払いの一つであるNFC支払いに対応しており、スマートウォッチを端末にかざすだけで各種決済をすることが可能になっています。また、スマートウォッチとしては一般的な機能であるGPSや心拍数計の他に、高度計や加速度計なども備えています。
4. Fossil レディース Gen 5
FossilのスマートウォッチGen 5にはメンズとレディースの2種類のバージョンが存在します。レディース版のGen 5がメンズ版のGen 5と異なっているのはデザインのみで、メンズ Gen 5と同等の機能を使いこなすことができます。もちろん、モバイル決済であるNFC支払いにも対応しています。
デザインには2種類あり、文字盤のまわりに宝石のような装飾が施されているものと、装飾のないスマートなデザインになっているものとがあります。なお、文字盤のサイズは44mmとメンズ Gen 5と変わりありません。こちらも、NFC支払いの他に、心拍数計やGPS、高度計、加速度計といった基本機能を備えています。
5.スカーゲン FALSTER 3 スマートウォッチ
スカーゲンはアメリカ発祥の時計・ジュエリーブランドで、主に北欧風デザインの時計などを販売している会社です。現在は、フォッシル・グループの傘下に入っていますが、お洒落で機能的なデザインのスマートウォッチを販売しています。公式サイトにはsuica対応の記載はないのですが、Google Payに対応していることが明記されています。
デザインはユニセックスな感じで、男性でも女性でも、どちらでも違和感なく装着出来るのが特徴です。スマートフォンとの連携では、Eメールやソーシャルメディア、テキストメッセージの通知機能などが搭載されています。一方、ヘルスケア関連の機能も充実しており、心拍数や歩数、消費カロリーなどを計算して、スマートフォン上で管理することが可能です。
6. HUAWEI Watch GT2 42mm Classic
こちらは、HUAWEIから販売されているクラシック・スタイルのスマートウォッチです。NFC支払いに対応しており、Google Payにも正式に対応していることが、公式に発表されました。現在のところ、Android系のスマートウォッチでのsuica支払いに一番近い立ち位置にいるのが、このスマートウォッチだと言って良いのではないでしょうか。
ヘルスケア系の機能では、心拍数の測定や位置情報システムによるワークアウトのトラッキング機能などが搭載されています。また、プロのトレーニング・データを利用したアドバイス機能が搭載されており、次にどんなトレーニングをすれば良いのかなどのアドバイスもしてくれます。もちろん、音楽データの保存・再生も出来ます。
7. LG Watch Sport Unlocked GSM
LG Watch Sport Unlocked GSMは、韓国の情報通信機器メーカーであるLGが発売しているスマートウォッチです。デザインは一種類で、モニタ横に3つのボタンがついた形となっています。こちらのスマートウォッチもGoogle Pay対応となっているので、将来的にはsuica支払いに対応してくれるのではないでしょうか。
外観は武骨な感じですが、メイン画面に様々な情報が表示されるので便利です。また、各種アプリなども呼び出して使いやすいように設計されています。ソフト面では、Google Playストアに直接アクセスして、アプリをインストールすることが可能になっています。音質などは若干良くないようですが、画面をタップしたりスワイプしたりすることで、スマホライクに使用することが出来ます。
8.ケイト・スペード ニューヨーク scallop smartwatch 2 KST2013 レディース
ケイト・スペード ニューヨークはアメリカ発の高級ファッションブランドです。こちらでご紹介しているscallop smartwatch 2 KST2013も、それに違わずファッショナブルなデザインとなっています。外観は、フルラウンド型タッチスクリーンの周りに花びらのような半円形のデザインが施されています。
メールの着信やSNSの更新などは、通知機能のみが実装されています。また、リアルタイムの心拍数センサーは、トレーニング用のアプリとも連動出来るようになっています。もちろん、防水・GPS対応で、ITメーカー製造のスマートウォッチにも劣らない機能が搭載されていると言えます。正規輸入品の価格は¥53,900ですが、並行輸入品であればそれよりも若干価格が安く、およそ¥40,000くらいで手に入ります。
9. Fossil メンズ Gen 4 Q Explorist HR
こちらもFossilの製品ですが、最新版であるGen 5よりも一世代前の製品となっています。2020年1月現在、公式サイトでは在庫切れとなっているのですが、Amazonでは現在でも正規品を購入することが可能です。Google Payによるsuica支払いには対応していませんが、NFC Pay(NFC決済)に対応しています。
やはりアパレルメーカー製のスマートウォッチだけに外観がオシャレで、ベルトも革製とシリコン製、ステンレススチール製の3種類から選ぶことが出来ます。なお、ディスプレイ画面は好みに応じてカスタマイズすることが可能になっています。マイク機能がついており、Googleアシスタントにも対応しています。
10.Fossil レディース Gen 4 Q Explorist HR
Fossil レディース Gen 4 Q Explorist HRは、メンズ向けのGen 4と比べると若干フェミニンなデザインになっています。メンズ製品と違ってデザインのバリエーションは少なめで、2種のみが販売されています。しかし、ラウンド形状のタッチスクリーンや画面横の3つのボタンといったフォルムは、メンズに準じたものとなっています。
機能もメンズ向けのものと同様で、Eメールや通話の通知機能といったスマートフォンと連携した機能から、心拍数の測定や加速度計といったヘルスケア系の機能まで充実しています。もちろん、GPS機能も標準装備です。現在のところ、Google Payを利用したsuicaの支払いには対応していませんが、NFC支払いには対応しています。
11.Apple Watch Series 4(GPS+Cellularモデル)
Series 5のリリースとともに発売中止になったAppele WatchのSeries 4ですが、インターネットであればまだ購入することが出来ます。Apple WatchのシリーズにはGPSモデルとGPS+Cellularモデルがあるのですが、GPS+Cellularモデルであればスマートウォッチで直接通話することも可能です。
デザイン的にはSeries 3やSeries 5とほとんど変わりなく、ディスプレイのサイズが40mmのものと44mmのものが存在します。Series 3ではディスプレイサイズは42mmだったので、若干サイズの大きいものとサイズの小さいものが登場したと言えます。価格はデザインによって異なるのですが、Series 5よりも安い価格のものもあります。
12.HUAWEI Watch GT2 42mm Sports
こちらはスポーツタイプのスマートウォッチで、ベルト部分はゴムで出来ています。ディスプレイ画面のサイズは42mmのものと46mmのものが用意されています。42mmタイプのものはベルト部分を除いた重量が約29gとその軽量さも魅力です。Classicバージョンと同様Google Payにも対応しています。
HUAWEI Watch GT2はAndroidの他、iPhoneとも連動出来るようになっています。対応しているOSは、Android 4.4+以上、iOS 9.0+以上となっています。Classicバージョンのところでもご紹介しましたが、HUAWEI Watch GT2 42mm Sportsはトレーニング用としても真価を発揮してくれるスマートウォッチです。廉価版のスマートウォッチでは物足りないという人におすすめです。
13.GARMIN(ガーミン) Venu GPSスマートウォッチ
GARMINのスマートウォッチはGoogle Payには対応しています。独自のGarmin Payというモバイル支払いの機能が備わっています。Suicaが対応されています。現在多くの場所でGarmin Payによるモバイル支払いが可能となっています。
主な機能はAmazon Musicに対応した音楽の再生、心拍数計測、呼吸数の検出などとなっています。どちらかと言うと、運動やフィットネス向けのスマートウォッチだと言って良いでしょう。計測機器の性能が高く、トレーニングなどの際に大きな威力を発揮してくれます。価格は¥54,780と若干高めですが、スマホと連動することによって専用のGarmin Connectモバイルアプリを利用することが可能です。
14.Fitbit Versa 2 スマートウォッチ
Fitbit Versa 2 スマートウォッチはAndroid7.0以上、iOS11.0以上に対応しているスマートウォッチです。Amazon Alexaが搭載されており、ニュース速報や天気情報などをチェックすることが可能です。また、本体にマイクが内蔵されているため、話しかけるだけでアラームの設定やスマホの操作などをすることが出来ます。
スマホとの連携では、Eメールの着信やSNSの更新通知、設定済みの定型文や音声による即座のレスポンスなどが可能です。Google Payに対応しており、Suica対応でもあります。
ヘルスケア専門のスマートウォッチとの中間的な立ち位置の製品となっています。6日以上連続で心拍数の計測が可能で、トレーニングやダイエットに励んでいる人にとっては使いやすいスマートウォッチだと言えます。
15.サムスン Galaxy Watch
サムスン製のスマートウォッチは、OSとしてTizenを使用しているため、iPhoneとAndroid系スマホ、どちらとの連携も可能です。Galaxy Watchの場合、対応しているOSはAndroid 5.0以上かつRAM1.5GB以上の機種、およびiOS 9.0以上および iPhone 5以降の機種となっています。スマホとの連携は主にアプリを介して行うようで、豊富なラインナップがそろっています。
防水性能や対ショック性能などが高く、カジュアルなシーンだけでなくスポーツやアウトドアなどのシーンでも活躍してくれます。運動中は、心拍数の計測の他、6種類ものトラッキング機能を備えています。Android系のスマホを持っていて、ヘルスケアやトレーニング系のスマートウォッチが欲しいと思っている方にはおすすめの製品です。
16.TicWatch Pro スマートウォッチ
TicWatch Pro スマートウォッチはWear OS搭載のスマートウォッチで、Android6.0以上、iOS 10.3以上のスマホに対応しています。Google Playストアに直接アクセス出来るため、様々なアプリのインストールが可能となっています。また、GPSや心拍数計、歩数計内蔵で、スポーツ用のスマートウォッチとしても使用することが出来ます。
この製品のディスプレイは基本モードとスマートモードの二層方式となっており、省電力設計となっているのも魅力の一つです。一回の充電で、だいたい2日間~30日間くらいは持つという優れものです。また、TicSleepとGoogle Fitなどのアプリを使用することによって、睡眠状態の管理などもすることが出来ます。
17.MISFIT VAPER2
MISFIT VAPER2は、株式会社フォッシル ジャパンから販売されているスマートウォッチです。価格的には30,000円台とリーズナブルながら、心拍数計や加速度センサー、高度計、ジャイロスコープなどを備わっている、本格派の製品になります。こちらの製品は海外ではGoogle Pay対応となっているのですが、日本ではまだ未対応となっています。
2022年版Suica対応のおすすめスマートウォッチ
新たに追加されたおすすめのスマートウォッチを紹介します。
Suicaに対応している製品がメインです。
上記以外で検討している方は参考にしてください。
Fitbit Sense
引用:https://www.fitbit.com/global/jp/products/smartwatches/sense?utm_medium=sem&utm_source=google&utm_campaign=JP_PF_ROAS&gclid=Cj0KCQiA3-yQBhD3ARIsAHuHT65aOyNzoQTI6r8qb-HoYcyIdbotuBSp9iWK_IKmkzIjjoFMJg-aY0caAqzGEALw_wcB&gclsrc=aw.ds
健康管理機能に特化したメーカーの最新モデルです。
体温、皮膚の電気活動、ストレスレベルまで測定できる機能も搭載しています。
Suicaを始めとした電子決済に複数対応しているため、日常使いも便利に使用可能です。
音声アシスタントのAlexaも搭載しています。
12分で1日分の充電が完了するため、つい充電を忘れてもすぐに充電が可能です。
Garmin fenix 7
引用:https://www.garmin.co.jp/minisite/fenix/fenix-7/
スポーツ、アウトドアに最適な機能を備えたモデルです。
太陽光での充電と、Garminが独自に開発したパワーサファイアガラスを使用しています。
パワーサファイアガラスは傷がつきにくく、アクティビティに最適です。
時刻はもちろん、Suicaも搭載しているため、さまざまなシーンでの活躍が見込めます。
CITIZEN COLLECTION AT2497-54E
引用:https://citizen.jp/shop/collection/g/gAT2497-54E/
アナログ時計を採用しているため、パッと見ただけではスマートウォッチとは分かりません。
バンドも金属製のバンドを採用し、日常での使用もビジネスシーンでも違和感がありません。
バックル部分にSONYのwena 3を使用しているため、Suicaが使用可能です。
まとめ
スマートウォッチには他にもさまざまな便利機能が備わっています。Apple watchに続き、GarminのスマートウォッチもSuicaに対応するなど、日々スマートウォッチの性能は向上しています。今後もさまざまな便利機能が備わり、わたしたちの生活をよりスマートに、そして快適なものに変化させてくれることでしょう。
Suica対応でなくとも、生活を向上してくれることは間違いありませんので、ぜひこの機会にスマートウォッチをチェックしてみてはいかがでしょうか。
スマートウォッチの機能やできること、どんなスマートウォッチがあるのかなど、興味がある方は こちら の記事もご覧ください!
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