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2022.03.03
2022.03.03

照明の操作がより快適になる!シャープ家電とPhilips Hueの連携について解説

記事ライター:iedge編集部

1月25日、シャープが自社の家電とPhilips Hueを手掛けるシグニファイジャパンが連携を発表しました。

今回の連携は、AIoT(※)プラットフォームを運用した連携として注目されています。

本記事では、どのような内容であるかを具体的に解説します。

(※)AIoT:AIとIoTを組み合わせたシャープ社の造語です。詳しくは後述します。

Philips Hueとは

Philips Hueはシグニファイジャパン合同会社によるスマート照明システムです。

Hue ブリッジ1つでライトを最大50個まで接続し、コントロールできます。

ライトの細かい制御や外出先での操作も可能です。

Bluetoothに対応しているため、複数機種との連携ができます。

また、GoogleやAmazonで発売されているGoogle HomeやAmazon Echoを使うことによって音声での操作も可能です。

このように、Philips Hueは日常の状況に適したパーソナルスマート照明が特徴です。

連携に至った経緯

シャープグループはAIoTの取り組みを2015年より進めています。

そして、現在は400万台以上のネットワーク接続家電における出荷台数を誇っています。

今後、シャープが目指す理想であるスマートライフを現実化する上で、照明機器は必要不可欠でした。

しかし、他社でも優れた照明機器は多数あります。

そのひとつとして、今回のPhilips Hueとの連携がありました。

連携の内容

他社製IoT家電を対象としたAIoTプラットフォームの連携は、はじめての試みとして注目されています。

Philips Hue専用のアプリだけでなく、シャープが提供するスマートフォンアプリCOCORO HOMEでPhilips Hueを操作できます。

AIoTプラットフォームとは

前述のとおり、AI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)を合わせた言葉がAIoTプラットフォームです。

AIoTプラットフォームはシャープが作った造語で、シャープ株式会社の登録商標でもあります。

シャープは人工知能のビジネスへ大きく方向転換を行いました。

今後のビジネス展開によって、デバイスのIoT化、サービス連携、自動応答を容易にできることが期待されます。

連携によるメリット

シャープとPhilips Hueの連携で私たちの暮らしがどのように便利になるかを、ご紹介します。

点灯や消灯がより快適に

COCORO HOMEへPhilips Hueを登録することで、機器リストより点灯や消灯を操作できます。

加えて、Philips Hue専用のアプリと連携することで照明の色や明るさの細かい調整も可能です。

他の家電を一括管理できる

COCORO HOMEにおける機器リストよりシャープ製AIoT家電や住宅設備に加え、Philips Hueを管理できます。

アプリ内で設定すれば、まとめて操作することも可能です。

このように、家電の管理が一元化できることで、いちいち他のアプリで操作する手間が省けます。

COCORO HOMEのカバー領域拡大

今回の連携によって、IoT家電の集約化の機運が高まっています。

今後、さらにIoT家電の集約化が加速し、IoTサービスの一元化が期待できます。

また、サービスが一元化することで、生活データの共有も捗り、サービスの充実につながります。

他の家電との連携

今後、追加される予定の機能として、Philips Hueの照明が他のシャープ家電に応じて光の具合を変えられるようになることです。

例として、テレビに応じた照明の調節やお湯はりの完了を照明の点滅で知らせることができます。

他にも、冷暖房と照明を連動させ、体感温度に応じて光熱費を抑える機能や料理をおいしくみせる照明も考えられています。

その他「レンジが終われば点滅」「来客が来たらリビングが点滅」などのようなアラート機能が今後できるかもしれません。

今後の展望

スマート家電は現在黎明期であり、国内外含めて優れた製品がさまざまに登場しています。

白物家電で一世を風靡したシャープが、新しい時代で生き残っていくには、このような他社連携が今後必須でしょう。

シャープ家電とPhilips Hueは今回の連携によって得たデータを基に、ビジネスや新サービスの展開を目指しています。

この試みが成功すれば、さらなるIoT家電との連携が期待されます。

今回の連携は、スマート家電市場の再編が起こる兆しともいえるでしょう。

まとめ

シャープ家電とPhilips Hueの連携内容とそれによってどのようなメリットがあるかについてまとめました。

今回の連携内容はそれほど多くありませんが、今後、AIoTプラットフォームを運用した連携の拡大が期待されます。

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