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2021.08.12
2021.08.19

スマートホーム化実現におすすめの家電とは?選び方・使い方も紹介

記事ライター:iedge編集部

近年話題のスマートホーム。
「スピーカーに話しかけるだけで家電が動かせるなんて先進的!」と思う一方で「導入方法が分からない」「何かとお金がかかりそう」と考える方もいらっしゃるでしょう。
本記事の前半では「スマートホームに興味はあるが、具体的に何をすればいいのか分からない」という方に「スマートホームとは何か」「どういった方におすすめなのか」を紹介します。
また、本記事の後半では具体的なおすすめのスマートホームデバイスを解説します。

スマートホームデバイスとは何か

インターネットに接続する機能を持った家電・設備を総称して「スマートホームデバイス」と呼びます。
TVやCMを通して、声で家電が起動するシーンをご覧になった方も多いのではないでしょうか。
しかし、スマートホームデバイスの強みはそれだけに留まりません。
クラウドサービスに接続し天気などのデータを取得することで、日ごとの状況にあわせて生活を最適化できます。
上記のような家電によって、より過ごしやすくなった家のことを「スマートホーム」と呼びます。

スマートホームデバイス導入のメリット・デメリット(スマートホームはこんな人におすすめ)

スマートホームデバイスは、離れた場所から家の中を管理したい方におすすめの製品です。
しかし、一口に「離れた場所から家の中を管理したい」と言ってもそのニーズは多岐にわたります。以下はニーズの一例です。

・帰宅時に家を涼しくしておきたい
・家で留守番する子どもを見守りたい
・料理中に好きな音楽を流したい
・朝、決まった時刻にカーテンを開けてほしい

自身のニーズを理解した上で目的にあったスマートホームデバイスを導入すれば、生活をより豊かにできるでしょう。

スマートホームデバイスの選び方

スマートホームデバイスの導入は、できるところから少しずつ選びましょう。
「スマートホームを目指す」からといって、全ての家電や設備を一度にスマート化する必要はありません。
スマートホームデバイスを選ぶ上で大切なことは、自分の生活を見直し、効率化・自動化したい部分について考えることです。
また、スマートホームデバイスには、通常の家電に接続して使えるものもあるので「使い慣れた家電が活かせるものを選ぶ」視点も重要です。

スマートホームデバイスの使い方

スマートホームデバイスを活用するためには以下の3つのアイテムが必要です。
・スマートホームデバイスに指示を与えるスマホ・タブレット・スマートスピーカーなど(入力装置)
・入力された指示にしたがって働くスマートホームデバイス(出力装置)
・スマートホームに指示を与える役割を持つWi-Fi
家電の種類によって求められる環境は異なるため、導入する際には注意しましょう。

ここからは具体的なスマートホームデバイスを紹介します。
「スマートホームデバイスと言えばこれ!」という定番商品から、マニアックな商品まで幅広く紹介します。興味があるものを見つけたら
ぜひ調べてみてください。

AIスマートスピーカー

スマートホームと言えば音声操作!AIスマートスピーカーとは?

AIスマートスピーカーとは、インターネット接続・音声操作が可能なAIアシスタント搭載のスピーカーです。
5,000円〜10,000円程の価格帯で多くの製品が販売されています。

おすすめスマートスピーカー

普段使っているサービスにあわせて、スマートスピーカーを選ぶことがおすすめです。
スマートスピーカーのメーカーによって、対応していないサービス・家電もあるからです。
例えば、ご使用のストリーミングサービスとおすすめスマートスピーカーの関係は以下の通りになります。
・Youtube Musicの音声操作音声操作にはGoogleのGoogleスマートスピーカーが必要に。
・AmazonのMusicUnlimitedの音声操作にはAlexa搭載のEchoシリーズが必要。

ロボット掃除機

時短家電の王道!ロボット掃除機とは?

ロボット掃除機は掃除の時間を大きく削減する「時短家電」として非常にメジャーな製品です。有名な製品にはiRobot社から発売されている「ルンバ」シリーズが存在します。
近年では拭き掃除が可能なロボットも発売されており、今後も進化が期待されているジャンルです。

おすすめロボット掃除機

性能の観点からおすすめするロボット掃除機はiRobot社が発売している「ルンバi7」です。
部屋の構造・環境を学習して記憶し、最適なパターンで掃除機を掛けられます。

スマートホームアプリ

スマホで家電を一括管理!スマートホームアプリとは

スマートホームアプリとは、アプリを介してスマートホームデバイスを操作するためのツールです。無料でインストールできるものが多くあります。

おすすめスマートホームアプリ

利用する家電によってインストールすべきスマートホームアプリは異なります。
使いたい家電を先に選んだ上で、対応したスマートホームアプリをインストールしましょう。

スマートプラグ

電源の切り替えもスマートに!スマートプラグとは

スマートプラグを使えば、コンセントに刺して家電のオンオフを遠隔操作できます。
価格としては2000円前後が多く、製品によっては消費電力も測定できます。

おすすめスマートプラグ

+Style社の「スマートWi-Fiプラグ」を紹介します。
専用のスマートホームアプリで、月ごとの電力消費量を割り出せるだけでなく、部屋ごとに電力管理もできます。性能だけでなく価格も1個2,000円程度とリーズナブルでおすすめです。

スマートリモコン

めんどくさいリモコン管理がこれ1台に!スマートリモコンとは

スマートリモコンとは家庭内にある各家電のリモコンを1台にまとめ、スマホなど端末からの指示を各家電に伝える製品です。
スマートリモコンが人気の理由は、家を手軽にスマート化できる点です。赤外線を利用するため、スマートホームデバイスではない家電にも対応できます。

おすすめスマートリモコン

「いずれ家全体をスマートホーム化したい」人はIFTTT(イフト)対応のスマートリモコンの導入をおすすめします。
IFTTTとは、別々のアプリやサービスを連携できるWebサービスです。「自分が駅についたら風呂を沸かす」など、あらかじめ設定した時間や天気、温度、現在地情報に応じて家電を操作できます。
IFTTT対応のスマートリモコンの一例としてはNatureの「Nature Remoシリーズ」やリンクジャパンの「eRemoteシリーズ」などが挙げられます。

スマートロック

オートロックから合鍵管理まで行える!スマートロックとは?

スマートロックはドアノブにつけて、遠隔操作で鍵を開け閉めできる製品です。
スマホが鍵代わりになるため、出先で鍵のかけ忘れに気づいた際もすぐに対応できます。
製品の価格帯は10,000円~25,000円程度です。

おすすめスマートロック

お宅に設置されている鍵のタイプによっておすすめできるスマートロックは大きく異なります。
スマートロックを検討する際には、家の鍵のタイプを確認しておきましょう。
また、一部のスマートロックは工事が必要な都合上、借家に設置できません。鍵に上から被せるタイプは導入が簡単ですが、テープの粘着性が弱くなっていざという時に使えないリスクもあります。もしアパート等でスマートロックを使う場合には、必ず設置工事のない製品を選んで下さい。

スマートライト

シーンに応じて使い分け!スマートライトとは?

スマートライト(スマートLED)とは、スマホ等の端末をもちいて様々な操作ができるLED電球です。
既存のソケットに取り付け、端末とリンクさせるだけで簡単に設置・操作ができます。
価格帯は安いもので2,000円程度ですが、追加される機能で金額が大きく変わります。

おすすめスマートライト

本記事でおすすめする製品は+Style社の「スマートLED電球」です。
2,000円台前半と低価格でありながら、外温度・外湿度・天気・風速・日の出日の入時刻などのデータを基に、自動で点灯・消灯ができます。

ネットワークカメラ

屋内・屋外の安全確認に有効!ネットワークカメラとは?

ネットワークカメラとは、インターネットに接続した上でスマホ等から様子を確認できるカメラです。
家の中に配置すれば留守番中の子どもやペットを見守れて、家の外に配置すれば防犯カメラとして使用できます。

おすすめネットワークカメラ

ネットワークカメラを選ぶ基準は用途によって大きく異なります。
屋外防犯カメラのような使い方を想定する場合は防水性や耐久性に優れた製品がおすすめです。たとえば、プラネックスコミュニケーションズの「スマカメシリーズ」が該当します。一方で、屋内で子どもやペットなどを見守るために使用するのであれば、画質やマイク等の機能面を重視した製品なら、より詳細に確認できます。パナソニック社の「スマ@ホームシリーズ」がおすすめです。

セットトップボックス

動画配信サービスが大画面で楽しめる!セットトップボックスとは?

セットトップボックスはTVやディスプレイ等に接続し、各種動画配信サービスを大画面で楽しむことができるスマートホームデバイスです。
相場は5,000円程度であり、接続端子ごとに様々なタイプ・種類が存在します。

おすすめセットトップボックス

Amazon Fire StickはAmazon prime videoをはじめとした多くの動画配信サービスに対応している、セットトップボックスの定番機種です。
接続端子がHDMIであるため多くのTVに直接接続でき、シンプルな操作感が魅力です。

スマートセンサー

情報集めのスペシャリスト!スマートセンサーとは?

スマートセンサーの基本的な機能は「センサーで測った情報を端末に伝える」ことです。
たとえば、用途別に以下が用意されています。

・人を感知する人感センサー
・ドアの開閉を感知するドアセンサー
・水分を感知する漏水センサー

おすすめセンサー

おすすめは+Stlye社の「ORIGINALシリーズ」です。
電池で動くため、電源としてコンセントを確保する必要がな、設置場所の自由に選べます。
また、人感・ドア・漏水の3種類が発売されており、必要に応じて使い分けられます。

ホームロボット

癒しにも実用にも!ホームロボットとは?

ホームロボットは、家庭用の小型ロボットです。
搭載したカメラ・マイクによる見守り機能と、ペットロボットとしての面をあわせ持っています。
主に小さな子どものいる方や、高齢なご家族と離れて暮らす方におすすめの製品です。
値段には少々ばらつきがあります。

おすすめホームロボット

この記事でおすすめする製品はYupiteruから発売されている「ユピ坊」です。
スマホをはじめとした端末で操作でき、カメラとマイクが搭載されているため、離れて暮らす家族の見守りや防犯にもうってつけです。
また、サイズが縦20.7cm・横16.5cmとコンパクトであるため、置き場所にも困りません。

指型ロボット

取付は簡単、用途は無限大!指型ロボットとは?

指型ロボットとは、家庭にある家電・照明のスイッチに取り付け、遠隔操作でスイッチを押せるロボットです。
他のスマートホームデバイスと同じくタイマー機能が付属している製品もあるため、時間を指定したスイッチのオンオフ切り替えもできます。
価格帯は4,000円~7,000円程度です。

おすすめ指型ロボット

本記事でおすすめする製品はSwitchbot社の「指ロボット」です。
本製品はさまざまなスイッチ・ボタンに取り付けられる形状をしているため、消し忘れ防止から大きな設備の遠隔操作までさまざまな状況で活躍します。

スマート加湿器

湿度もスマートに!?スマート加湿器とは?

スマート加湿器とは、スマホやスマートスピーカーから操作可能な加湿器です。
給水以外で直接加湿器に触れる必要がないため「帰宅前に部屋を加湿しておきたい」「作業中にワンタッチ・一言で加湿器を起動したい」場合に役立ちます。

おすすめスマート加湿器

スマート加湿器を選ぶ上で大切なポイントは「給水の頻度をどれだけ減らせるか」つまり、タンクの容量・駆動時間です。
そして、本記事でおすすめするLevoitの「Classic300S」は容量が6L・駆動時間が54時間とスマート加湿器でも屈指の高スペック。手間がかからない1台です。

スマートカーテン

今あるカーテンそのままに開閉を自動化できる!スマートカーテンとは?

スマートカーテンは、カーテンレールに接続し、自動でカーテンを開け閉めするための製品です。アラーム機能を利用すれば、時間を指定してカーテンを開けられます。
価格帯は8,000円~50,000円程です。

おすすめスマートカーテン

本記事で紹介するのはSwitchbotの「Switchbotカーテン」です。
本製品は遠隔操作でのカーテンの開け閉めができる他にも、日光を感知する光感センサーが搭載されており、日差しに対応して開閉が可能なスマートカーテンです。
また、作動音が小さいことも高く評価されています。

IoT調理家電

レシピの考案から細かな調理の工夫までお任せ!IoT調理家電とは?

IoT調理家電とは、インターネットサービスに接続できる調理家電です。メーカーごとにサービス内容は大きく異なるため、欲しいサービスを提供しているメーカーの製品を選ぶことが重要です。

おすすめヘルシーキッチン家電

SHARPが家電メーカーでIoT調理家電にもっとも力を入れています。
SHARP独自のインターネットクラウドサービス「SHARP COCORO」は献立相談やレシピの検索、買い物リストの作成などに長けています。

まとめ

たくさんの家電を紹介しましたが、大切なことは「自分に必要なものを見極めて取り入れる」ことです。
家の中で効率化したい部分からスマートホームデバイスに変えてみてはいかがでしょうか。

ただし、より便利なものが利用したい場合は、スマートデバイスがすでに取り付けられた物件を選択することがマストです。
最近ではあらかじめ複数のスマートデバイスが導入された賃貸・戸建て物件も増えてきています。専門の業者が取り付けているので安心して動きますし、デバイスの信頼性もピカイチです。
自分で購入したスマートデバイスでスマートホームをお試しした後に、設置済みの住宅で本格的に体感するのがベストかもですね!

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