ソニーの独自立体音楽体験技術である「360 Reality Audio」に対応したスピーカー2機種が発売されました。これまでのサラウンドとは異なる、上下左右から包み込まれるような音楽体験が可能なスピーカーであり、音楽の聴き方そのものを一変させる可能性も秘めています。
この記事のコンテンツ:
- 360 Reality Audioとは?
- 360 Reality Audio対応のSRS-RA5000とSRS-RA3000
- 未来の音楽の楽しみ方を先取りできる?
ソニーの独自立体音楽体験技術である「360 Reality Audio」に対応したスピーカー2機種が発売されました。これまでのサラウンドとは異なる、上下左右から包み込まれるような音楽体験が可能なスピーカーであり、音楽の聴き方そのものを一変させる可能性も秘めています。
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そもそも、360 Reality Audioとはどのような技術なのでしょうか?360 Reality Audioは、リスナーの周囲360度全天球に広がる音場空間を仮定し、そこに最大24個までの音のオブジェクトを配置して音楽を再生する技術です。ここで「オブジェクト」とは楽器1つ1つでもいいですし、1つのオブジェクトが複数の楽器などを含んでいても構いません。
これまでにも5.1chサラウンドなどの立体的な音楽再生技術はありましたが、それらはチャンネルベースであり、たとえば5.1chであれば5+1個の固定された位置のスピーカーから出てくる音を規定しているにすぎませんでした。これに対して、360 Reality Audioでは、いわば3Dゲームと同じく、空間上に存在する音のオブジェクトをリスナーの環境に合わせて「レンダリング」して再生します。足元まで含んだ立体音場はこれまでにない音楽体験を生むことでしょう。
そんな360 Reality Audioに対応したスピーカーは、これまでAmazonのEcho Studioしかありませんでした。しかしながら、ついにソニーが満を持して対応スピーカー2機種を発売しています。
上位版となるのが、6.1chのスピーカーを内蔵した「SRS-RA5000」です。
製品URL: https://www.sony.jp/active-speaker/products/SRS-RA5000/
SRS-RA5000には6chのスピーカーが内蔵されています。このうち3つは上向きとなっており、全方位をカバー。部屋のどこで聴いても立体感と臨場感あふれる高音質が得られるとのことです。さらに、下部にサブウーファーを搭載し、豊かな低音再生も可能となっています。
スピーカーを多数台置かなくていいのは手軽でいいですね。
搭載するスピーカーは46mm口径のフルレンジスピーカーユニット。高磁力ネオジウムマグネットと発泡マイカ素材の振動板により、ハイレゾに対応した高音質再生が可能です。また、ハイレゾ音源を忠実に再生するフルデジタルアンプである「S-Master HX」を搭載し、小音量から大音量までディテールを維持した高音質再生ができます。
ハイレゾ音源はストリーミングのほか、アナログ入力端子からの入力で対応可能です。
高音質かつすぐれた音場で再生を行うには再生音の調整が欠かせませんが、SRS-RA5000にはスピーカーが周囲の環境を測定し、音のバランスを自動的に補正する機能が搭載されています。はじめて電源を入れたときに自動的に環境測定が始まるほか、手動での環境測定のやり直しも可能です。
一方、一回り小型で安価なのが「SRS-RA3000」です。
製品URL: https://www.sony.jp/active-speaker/products/SRS-RA3000/
上位版のSRS-RA5000は高音質とはいっても、サイズが235 x 329 x 225mm、質量が4.9kgと気軽に扱えるものではありません。これに対してSRS-RA3000は146 x 247 x 155mm、質量が2.5kgとかなり小型軽量です。置き場所に困らないでしょうし、気軽に動かすこともできます。ベッドサイドに置くのもいいかもしれません。
スリムな本体には、360度方向へ音を拡散させ、部屋いっぱいに広がる音場を実現するオムニディフューザーと、音を拡散して立体感のある音場を実現するビームトゥイーターなどが内蔵されています。小型でありながら全方位に音を飛ばすスピーカーシステムとなっており、360 Reality Audioを存分に楽しむことができるでしょう。
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