3大キャリアであるドコモ、au、ソフトバンクに対抗すべく登場した楽天モバイルのRakuten UN-LIMIT Vでしたが、各社が低廉なahamo、povo、LINEMOを発表したことでアドバンテージを失っていました。そんな楽天モバイルが2021年4月からスタートしたのがRakuten UN-LIMIT VI。なんと月額基本料が0円からスタートというMVNOもびっくりのプランです。
サービスURL: https://network.mobile.rakuten.co.jp/
この記事のコンテンツ:
- 月額基本料が0円からスタートのRakuten UN-LIMIT VI
- Rakuten UN-LIMIT VIの注意点
- デメリットに納得できればかなりお得なプラン
月額基本料が0円からスタートのRakuten UN-LIMIT VI
Rakuten UN-LIMIT VIの特徴は何といっても、月額基本料が0円からスタートという点。契約1回線目に限り、月々の通信量が1GBまでなら0円/月で使えます。
1GBを超えた後は、3GBまでは1,078円、20GBまでは2,178円、それ以上はどれだけ使っても3,278円となっており、月によって通信量が大きく変わる方にもおすすめのプランです。
また、Rakuten Linkアプリを使えば国内通話や国内SMSがかけ放題/使い放題なのも魅力的。ahamoやpovo、LINEMOに対する大きなアドバンテージとなっています。
Rakuten UN-LIMIT VIの注意点
料金面では非常に魅力的なRakuten UN-LIMIT VIですが、いいことばかりではありません。いくつか注意すべき点もありますので、納得の上で契約するようにしましょう。
電波が飛んでいるエリアがまだまだ狭い
新興のキャリアである楽天モバイルは、まだまだ電波が飛んでいるエリアが3大キャリアに比べて狭いです。3大キャリアのスマホを使っている同じ場所にいる友達が使えているのに、自分だけが使えないという可能性もあります。
楽天モバイルでは急ピッチでエリアの拡大を進めており、2021年夏ごろまでには人口カバー率96%を達成するとしていますが、特に都市部以外で使うことが多い場合は注意してください。
パートナー回線エリアでは5GB以上は低速通信に
楽天モバイルでは、まだまだ狭い自社回線のエリアをカバーするため、auの回線であるパートナー回線のエリアを提供しています。月に20GB以上の通信でも無制限に使えるといっているのは楽天回線のエリアの話で、実はパートナー回線では5GB以上の通信速度は最大1Mbpsです。
エリア情報に各地域が楽天回線なのかパートナー回線なのかについても書かれていますので、大容量の通信を予定している方はあらかじめチェックしておくのがおすすめです。
無料なのは同一名義の1回線目のみ
Rakuten UN-LIMIT VIの最大の魅力は月額基本料が0円から始まるところです。しかしながら、これは同一名義の1回線目のみへの適用で、2回線目からは0GBであっても980円からのスタートとなります。
複数回線の契約を検討している方は注意するようにしましょう。家族で1回線ずつ使っている場合は、それぞれの回線の名義を変えることで0円スタートにすることが可能です。
すべてのスマートフォンに対応しているわけではない
Rakuten UN-LIMIT VIはすべてのスマートフォンで使えるわけではありません。それが特に顕著なのがiPhoneシリーズです。
iPhoneシリーズは、iPhone XS/XRシリーズ以降の機種のみが動作確認済みとなっており、それ以前のものは使えないとされています。また、「動作確認」はされていますが、「動作保証」はされていません。さらに、いくつか機能制限があります。
不安な場合は楽天モバイルが公式に動作保証しているスマートフォンへの機種変更がおすすめです。
デメリットに納得できればかなりお得なプラン
いくつか注意点はあるものの、Rakuten UN-LIMIT VIが画期的なプランであることは間違いありません。デメリットに納得できるのであれば月々の費用を大きく削減できるといえるのではないでしょうか。
申し込み時の契約事務手数料や契約解除料、MNP転出手数料も0円ですので、契約してみて気に入らなかったらMNP転出というのもありかもしれませんね。