2017年12月13日、スマートホームプロダクトを手掛けるOoma社は、スマート電話機「Ooma Telo Air」を米国内で発表しました。
Wi-FiとBluetoothを搭載したOoma Telo Airは、自宅のWi-Fiネットワークを使用してインターネットに接続し、家庭内の任意の携帯電話とペア設定することができます。
QRコードをスキャンしてアカウント設定を行い、アプリを使用可能にすれば、セットアップは簡単に行えます。
また、コードレスのOoma HD3 Handsetも同時に発表されました。電話帳をApple、Google、Yahooなどのオンライン連絡先と同期させる機能や、FacebookやLinkedInと同期して発信者の写真を表示するなどのスマート機能を有しています。
ワンタッチボイスメールアクセスでは、ユーザーは自宅のどこにいてもメッセージを確認でき、インターコムボタンを使用すると、電話機間でやりとりすることができます。
Ooma社のデニス・ペン副社長は「Oomaは無線接続で自宅内どこにでも設置することができ、携帯電話で着信に応答できるのは他にない機能だ」と強調しました。
Ooma Teloの家庭用電話サービスは、PureVoice HDの高い通話品質と、家庭からのローカル911通話をリモートで提供する機能を持っており、高いコストをかけずに消費者に安心感をもたらします。
既存の固定電話を所持している家庭は、電話番号を変えずにOomaに移行可能です。1台のTelo Airで最大4台のペアリングに対応しています。
Ooma Telo Airは12月後半に発売予定で、価格は約120ドルとなる見込みです。 HD3 Handsetは約50ドルで、2018年1月に発売予定です。
Oomaは2004年に設立され、コミュニケーションを主体としたスマートプラットフォームを世に送り出し続けています。クラウドベースの電話や、その他の接続サービスを提供する通信ハブとしての機能が主となっています。
同社は、消費者調査の主要出版物によって、5年連続で電話サービスの総合満足度第1位にランクされました。今後日本国内への進出もあり得るのか、要注目です。