2020年11月26日、米国特許商標庁は、感圧センサー(ForceTouch)を将来のMacBookProのタッチバーに導入する内容のAppleからの特許出願を公開しました。Appleは、本発明は、「一般に、電子デバイス、特に、ディスプレイの周りに少なくとも部分的に配置され、ディスプレイと同一平面上に配置された感圧センサー(force sensor)を備えたディスプレイを有する電子デバイスに関する」と述べています。
Appleは、この新しい特許出願が実現した場合、将来のMacBookProのOLEDタッチバーに感圧(ForceTouch)センサーを追加する可能性があります。
Apple「force sensor」の歴史
初期のAppleWatchは、ユーザーがディスプレイをしっかりと押したときに余分な圧力を感知し、コンテキストに応じて追加のコンテンツやコントロールにアクセスできるようにする感圧(ForceTouch)を搭載した最初のデバイスでした。
2015年には、AppleはiPhone6sに、画面を押し込む「Peek」と「Pop」というジェスチャーもできる3DTouchという触覚フィードバックテクノロジーを追加しました。そして同年、MacBookProトラックパッドに感圧(ForceTouch)センシングテクノロジーを導入しました。
しかし、Appleは、watchOS7のリリースに伴い、AppleWatchでのForceTouchのサポートを終了し、3DTouchも、iPhoneXR以降のモデルでHapticTouch(別名長押し)に置き換えられたとき、iPhoneのサポートを終了しました。
今回の特許で何がわかるのか
Patently Appleが発見した、米国特許商標庁が発行した新しい特許は、新しい感圧タッチバーの開発により、ForceTouchがMac上で将来拡大する可能性があることを示唆しています。
2019年に出願されたこの特許では詳細まではわかりませんが、感圧タッチ回路がタッチセンシティブOLEDストリップを囲んでいるMacBookタッチバーに力感知技術がどのように実装されるかを視覚的に示しています。
MacBook Pro用のタッチバーは2016年10月に導入され、TouchIDセンサーが電源ボタンに統合されています。それ以来、コントロールストリップはほとんどのMacBook Proモデルのファンクションキーの一番上の行に取って代わり、その有用性では意見が分かれ続けています。
特許の詳細は、米国特許庁が2020年11月26日に公開した、2019年5月に出願したAppleの特許出願番号20200371632で確認できます。現時点では、特許出願されたような製品がいつ市場に出るのかは不明です。
(画像引用:https://www.patentlyapple.com/)