【速報】2020年最後のAppleイベントの主役は「Apple M１」。何が語られたのか時系列でチェック

太平洋時間の2020年10日午前10時に2020年最後のAppleイベントとなる「OneMore Thing」が開始しました。既に2019年６月にWWDCで発表されていたように、今回のイベントではApple Siliconプロジェクトに焦点が当てられました。ここでは発表された製品について、時系列でご紹介します。

Mac AppleSilicon、「Apple M１」

Mac用のApple初のチップはApple M１という名称で、システムオンチップ(SoC)であり、CPU、GPU、およびRAMなどの複数の機能を１つのチップに統合しています。

Apple M1チップは、パフォーマンスに優れ、その性能に比べて消費電力も非常に少なくすみます。Apple A14チップのように５ナノメートルの細かさで刻印されており、160億個のトランジスタが組み込まれています。

グラフィックプロセッサGPUは８コアを統合し、他の業界よりも消費電力を抑えてパフォーマンスを向上させています。これは、市場で最速の統合グラフィックプロセッサです。

macOS 11.0 BigSurはAppleシリコンチップ用に設計されています。プロセッサに直接統合されたメモリのおかげで、非常に高速で安全な起動、暗号化、自律性の向上、処理の高速化が可能になっています。もちろん、AppleアプリケーションはApple SiliconMacで理想的に動作するように適合されています。

製品１：MacBookAir

MacBookAirのCPUパフォーマンスは最大3.5倍、グラフィックスでは最大５倍高速になり、市場に出回っているラップトップの98％よりも高速であると報告されています。さらに、機械学習は最大９倍高速になります。Appleは２倍の速度のSSDを約束しています。

また、ファンはない静かな設計で、バッテリー駆動時間は、ウェブブラウジングで最大15時間、ビデオ再生で最大18時間とMacBook Air史上最長となりました。

新しいイメージプロセッサにより、FaceTimeの品質も向上しています。最大16 GBのRAM、２TBのSSDを使用でき、USB４、Wi-Fi６、P３互換画面を備えています。

価格は変わらず、999ドル(104,800円(税別) )からです。

製品２：Macmini

今回のMacminiは、Intelチップを搭載したモデルと比較して約３倍高速なCPU、グラフィックスは最大6倍、学習機能は最大15倍高速になります。

新しいMacminiにはファンが装備されており、ThunderboltとUSB４をサポートします。

価格は699ドル(72,800円(税別))からで、前世代より100ドル安くなっています。最大16GBのRAMと最大２TBのSSDを統合できます。

製品３： MacBook Pro

新世代のMacBookProはデザインの変更はありませんが、CPUは以前のモデルより最大2.8倍、グラフィックは最大５倍、機械学習は最大11倍高速のパフォーマンスを出せるようになります。

AppleM1チップを搭載した13.3 MacBookProにはファンが付属しています。

Appleは、ウェブブラウジング時に最大17時間、ビデオ再生時に最大20時間のバッテリー持続を約束しています。

そして、MacBook Proのマイクが改善され、FaceTimeの画質も改善されました。

最新チップを搭載したMacBookProの価格は変わらず1,299ドル(134,800円(税別))から。MacBook Proにも、ThunderboltとUSB４、最大16GBのRAMと２TBのSSD、Wi-Fi６への対応があります。

３台の新しいコンピューターはイベント当日の2020年11月10日に注文が可能になり、2020年11月17日に販売開始されます。

macOS 11.0 BigSurは11月12日木曜日に利用可能になります。

（画像引用：https://www.apple.com/）