Apple は、2020年9月2日にiPhone 向けの最新iOS「iOS 13.7」をリリースしました。
最新アップデートをすると[設定]アプリの「緊急SOS」下に「接触通知」が加わり、これを有効にすることで、iOS 13に対応する全てのiPhoneとiPod touchの標準機能としてAppleとGoogleが共同で取り組んでいる新型コロナウイルス感染症対策の接触通知を利用できるようになり、接触のログ記録が残るようになります。
これは、AppleとGoogleが同日に発表した接触通知システム「Exposure Notification Express」に対応するための機能で、2020年5月に提供が開始された「Exposure Notification System」の改良版になります。
日本でもアプリなしで使える日は近い?
2020年9月3日現在、日本ではまだ残念ながら接触通知アプリ「COCOA」をインストールする必要があり、「接触通知」をONにする際「COCOA」のインストールが促されます。また、「COCOA」からでないと陽性者登録ができません。ただし今後、厚生労働省が「Exposure Notification Express」を採用すれば、日本でも「COCOA」をインストールせずに、iOS 13の標準機能として利用できるようになります。
「Exposure Notification Express」は従来の「COCOA」アプリとも完全互換性があり、プライバシーやセキュリティーも同等レベルです。
ちなみに「iOS 13.7」では、他に新しいミー文字ステッカーの追加と「ファイル」アプリへの「iCloud Drive」フォルダ機能の追加、バグ修正などの更新がされています。