AppleがApple Siliconを搭載した重量1kg未満の12インチMacBookを2020年内に発売する予定であるという最新レポートが発表されました。
The China Times紙によると、Apple初のARMベースのMacは「Tonga」というコードネームとTSMCで製造されたA14Xプロセッサを使用し、15〜20時間のバッテリ寿命を持つことになるそうです。
Appleのサプライチェーンからも、Appleが12インチのRetinaディスプレイを搭載したMacbookを、自社で開発および設計したA14Xプロセッサーを使用し、USB Type-Cをサポートする「Tonga」の開発コードとともに、2020年の年末に発売する予定だとの情報が出ています。その重量はなんと1kg未満で、バッテリーの持続時間は15〜20時間とのことです。A14Xプロセッサは、新世代のiPad Proタブレットでも使用されます。
ブルームバーグのレポートでは
Apple は2020年6月に開催されたWWDC開発者会議で、Macが今後2年間でIntel x86ベースのCPUから自社設計のArmベースのApple Siliconプロセッサに移行することを発表しました。ブルームバーグは、Appleは2020年8月末時点で、次期のiPhone 12モデルで使用される5ナノメートルのA14チップをベースにしたMacプロセッサーを少なくとも3つ開発していると述べています。中国の報道によると、Appleが設計した最初のA14Xプロセッサはすでに完成しており、2020年の年末までにTSMCの5ナノメートルプロセスを使用した製品が量産される予定とのことです。
さらに、ブルームバーグは、Apple初のMacプロセッサは、8つの高性能コアと少なくとも4つのエネルギー効率の高いコアを含む12コアを搭載する予定だとしています。Appleは12コアを超えるMacプロセッサを将来さらに検討しており、すでにA15チップをベースにした第2世代のMacプロセッサを設計しているとも言われています。
Apple 情報のリーカーであるFudge氏によると
Appleが12インチMacBookを復活させ、最初の消費者向けApple Siliconプロセッサ搭載機器を発表するという噂を耳にしたのはこれが2回目です。ツイッターの@choco_bitアカウントを持つApple 情報のリーカーであるFudge氏は2020年の6月に「Appleは、Apple設計のArmベースチップを搭載した初のMacとして発表された新しい12インチモデルで、現在生産が終了したMacBookを復活させることができる。」と語っています。
Fudge氏は、また、「12インチのMacBookのデザイン変更は最小限のため廃止されたバージョンと同じように見えるかもしれないが、5G接続できることが特徴となる。」とも述べています。
一方アナリストのKuo氏によると
最新レポートとは対照的に、AppleのアナリストMing-Chi Kuo氏は、現在の13.3インチMacBook Proに似た形を持つ13.3インチのMacBook Proが、Appleが設計したARMベースのチップを持つ最初のMacになる可能性があるとしていました。2020年3月には、この新しい「MacBook Pro」が2020年の終わりか2021年の初めに発売されると予測しています。
Kuo氏は、「Apple Silicon 搭載の13.3インチのMacBook Proが2020年の第4四半期に量産されることを期待している。」と述べると同時に、ArmベースのMacBook Airも同じ四半期または2021年の第1四半期に発表されると予測していました。なので、12インチのマシンは再設計されたMacBook Airである可能性もあります。
最新レポートが真の情報となるか
レポートはまた、Appleが2021年、Appleがこれまで依存してきたモバイルAMD GPUに取って代わる強力なカスタム設計のグラフィックス処理ユニットを備えたApple Silicon iMacを発売すると発表しています。さらに、レポートは、Appleの次のiPhone 12ラインナップで機能するA14チップがコードネーム「Sicilian」であると報告しています。
(画像引用:https://www.macrumors.com/)