Samsungは2020年8月に、新しい主力スマートフォンと、豆の形をした新しいGalaxy Buds Liveを発表しました。そこで新しいGalaxy Buds LiveのセットとApple のAirPods Proを比較してみます。
Galaxy Buds Liveの価格は179ドルで、耳の輪郭に合うジェリービーンのような可愛らしいデザインが特徴的です。複数のイヤーチップが用意されているため、ほとんどの耳のサイズで使用でき、長期間でも快適です。
Samsungは、3つの内蔵マイクと音声ピックアップユニットとともに12mmドライバーをGalaxy Buds Liveに追加しています。マイクの品質はYoutubeのデモで確認できます。
Galaxy Budsで使用できる動作はいくつかあり、AirPods Proでの動作に似ています。1タップすると一時停止し、2タップすると曲がスキップされ、3タップすると戻ります。長押しで、アクティブノイズキャンセレーションのオン/オフ、Siriのアクティブ化、または音量の制御を設定できます。
音質はどちらが優れてる?
音質に関しては、Galaxy Buds Liveのサウンドはまあまあというレベル(AirPodsより優れています)で、AirPods Proの方がバランスと明瞭さにおいてより優れています。Galaxy Buds Liveは低音はよく聞こえますが、曲が少し濁って聞こえる場合があります。Galaxy Budsアプリで利用できるイコライザー設定で音を調整はできますが、これらの設定を変えてみても残念ながら改善はあまり見られません。
ノイズキャンセレーション機能はどちらもあるけれど
Galaxy Buds Liveの主なセールスポイントの1つはノイズキャンセレーション機能です。これはAirPods Proでも提供されている機能ですが、Galaxy Buds LiveのANC機能は、あまり優れているようには感じられません。
この機能をONにしても周囲のノイズを遮断していないように感じてしまうので、Galaxy Buds LiveでANCが有効になっているのか無効になっているのかを判断するのが困難なレベルです。対してAirPods Proはるかに優れたアクティブノイズキャンセレーションを提供しています。Galaxy Buds Live でもANCをまったく使用しないよりはましですが、非常に微妙なため、競合製品と比較することはできません。
バッテリー寿命はGalaxy Budsの勝ち
Galaxy Buds Liveは、充電が必要になるまでに8時間のバッテリー寿命を提供しますが、AirPods Proは4.5時間です。Galaxy Buds Liveを収納し、バッテリー寿命を延長する四角形のケースはコンパクトでポケットに入れられるだけでなく、充電用のUSB-Cポートを備えています。これにより、21時間の再生時間が追加されます。対してAppleは、AirPods Proケースで約20時間の追加のバッテリー寿命を実現しています。合計すると、Galaxy Budsのバッテリー寿命は29時間で、AirPods Proのバッテリー寿命は24時間となります。
Androidユーザーは購入検討の価値あり
Galaxy Buds Liveには、ワンタップペアリングやシームレスな切り替えなど、Samsungユーザーにとって便利な機能がありますが、iPhoneとの利用では標準のBluetoothイヤフォンとして機能するだけに留まります。iOS App Storeには、接続およびファームウェアの更新とイコライザー設定を提供するGalaxy Budsアプリがありますが、これらはSamsungデバイス用に設計されているため、Appleの機能は制限されています。
Galaxy Buds Liveは優れたアクティブノイズキャンセレーション機能はありませんがサウンドはまともではあり、フィット感がよく、Samsung製の最高のワイヤレスヘッドフォンであることは間違いありません。価格は179ドルで、250ドルのAirPods Proよりも安価ですが、iPhoneを使用している場合は機能が制限されてしまうため、Appleのより高価なオプションのほうが適しています。
より優れたワイヤレスイヤフォンのセットを求めているAndroidユーザーなら、Galaxy Buds Liveを有効なオプションとして検討する価値が十分にあります。
(画像引用:https://www.samsung.com/)