テクノロジー業界におけるインサイド情報を配信するメディアThe Information は、AppleとFoxconnが、デバイスの半透明レンズがプロトタイプから試作に移行し、Appleの噂の拡張現実ヘッドセットの開発が重要なマイルストーンに達したと報告しています。
Appleは、AppleのiPad生産の大部分が集中している中国南西部の成都にあるFoxconn工場の単一製造ラインでレンズを開発しているそうです。
Appleの新製品の開発には複数のフェーズがありますが、それはカリフォルニアと中国でのプロトタイピングの期間から始まり、その間に製品とその部品のそれぞれ数十ユニットと数百ユニットが作成されます。2020年5月の時点で、レンズはエンジニアリング検証テスト(EVT)と呼ばれる段階に入っており、Appleは量産への適合性のテストを開始し数千のユニットを製造していると、識者は述べています。
The Informationのレポートによると、レンズ(およびヘッドセット自体)の大量生産までまだ少なくとも1〜2年はかかると示しており、また、さまざまな噂によっても発売は2022年頃であろうと予測されています。
BloombergのMark Gurman氏からの最近の報告によると、AppleのARプロジェクトとVRプロジェクトは、近くのハブにワイヤレスで接続する設計でグラフィックスと処理能力を重視するべきか、それともヘッドセット内に完全に詰めこめる位に機能が少なくし、より個人的なアプローチを重視するべきかについて、内部の意見分裂がおきているとしています。
2023年に発売される可能性のあるN421と呼ばれるより洗練されたARメガネが含まれるAppleで進行中の複数のARプロジェクトとVRプロジェクトに期待が高まります。
(画像引用:https://www.macrumors.com/)