「C68」と名付けられたプロトタイプの疑いのある充電マットの写真を2020年6月18日に共有したJon Prosser氏のリーク情報によると、Appleは複数のデバイスを一度に充電できるAirPowerのようなワイヤレス充電マットに引き続き取り組んでいるとのことです。
写真のマットは、Appleが2017年にプレビューしたAirPowerマットと同じような見た目です。これは本来2018年にリリースされる予定でしたが、2019年にキャンセルされました。Prosser氏は以前、AppleはApple Watchの充電に関する問題に直面していると述べていましたが、今回は明らかにApple WatchとAirPods Proの両方をマットで充電できることが示されており、その問題を克服しているように見えます。
Appleは、2017年9月のiPhone XイベントでAirPowerマットの計画を明らかにしました。このマットの主な機能は、互換性のあるiPhone、Apple Watch、およびAirPodsケースを、各デバイスの位置に関係なく同時に充電できることです。また、同時にその新しいマットは、iOSと深い統合を提供するはずでした。しかしAppleは2019年3月にAirPowerのリリースをキャンセルし、マットはAppleの設定した高い基準を満たすことができなかったと発表していました。
特許によって、AirPowerには内部に複数のコイルが重なっていることがわかっています。そして、Sonny Dickson氏の以前のリーク情報によると、マットはオーバーヒーティングという大きな問題を抱えていると示されていました。
2020年6月から数か月前には、Prosser氏は、Appleが最新のワイヤレス充電マットのプロトタイプでオーバーヒートに対処するため、コイルの数を減らし、熱を動的に管理できるA11チップを統合したと主張していました。また、Prosser氏は、そのテストが成功した場合、マットが2020年の第4四半期と2021年の第1四半期の間にリリースされる可能性があると付け加えています。
2020年1月に有名アナリストのMing-Chi Kuo氏は、2020年前半のAppleの主要な新しいハードウェア製品の1つに「より小さなワイヤレス充電マット」が含まれると予測しています。ただし、Kuo氏は、それは単一デバイスのソリューションであるとしています。新しいマットは2020年6月に開かれるWWDC 2020で発表されるかもしれませんが、世界的な新型コロナウイルスの危機のためにそのタイミングが変わっている可能性は十分にあります。
(画像引用:https://twitter.com/jon_prosser)