Withingsは「Sleep Analyzer」の睡眠追跡デバイスを改善し、睡眠時無呼吸検出機能を付加した新バージョンをリリースすると発表しました。
「Sleep Analyser」の初期バージョンは、米ラスベガスで開催された「CES 2018 (コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)」以降市場に出回っています。マットレスの下に配置する小さなフリースストリップの形で、空気圧センサーを使用し、胸郭の動きと心拍数を測定することで、さまざまな睡眠段階とその持続時間を分析できます。
新しいバージョンには、さらに、いびきを分析して睡眠時無呼吸の有無を判断できる低周波センサーが搭載されました。収集されたすべてのデータとその分析は、デバイスがWi-Fi経由で自動的に同期するHealth Mateアプリケーションに表示されます。アントワーヌ=ベクレル病院(パリ)とサンピエール病院(ブリュッセル)の睡眠を専門とする医師とともに118人の患者を対象に臨床研究の一環としてテストされ、検出された真の患者の割合は86%で、正しく検出された病気でない被験者の割合は91%という結果が出ています。
「Sleep Analyser」の新しいバージョンは129.95ユーロの価格で既に販売されています。
このトラッカーを使用して、Withingsはウェルネス製品からBtoBで製品を販売することもできる健康市場への戦略的なシフトを続けています。たとえば、保険契約者と一緒に予防計画を立てる保険会社は、接続されたヘルスオブジェクトに関心を持つ可能性があります。
しかし、フランスのコネクテッドウォッチのスペシャリストだけがこのセクターへの展開を開始したわけではありません。Appleはまた、コネクテッドウォッチを武器に魅力的な健康市場を狙っています。
(画像引用:https://www.withings.com/eu/en/sleep-analyzer)