スマートドアベル大手のRing社は、Protect(保護)という包括的なホームセキュリティシステムを立ち上げました。キットの本体価格は199ドルで、ベースステーション、キーパッド、窓やドア用の接触センサー、モーションセンサー、および次世代通信規格 Z-WAVEの増幅器が同梱されています。
今回Nestがセキュリティシステム「Nest Secure」を立ち上げてから、わずか数週間後の発表でしたが、RingのCEO・Jamie Siminoff氏は、Nestへ対抗しての発表であることを否定しました。
またRingは、収集した膨大な利用パターンをフィードバックし、製品やサービスにさらなる改良を加えていくことを約束しています。
Siminoff氏によると、これはADT(米国のホーム・セキュリティー最大手)のような従来のセキュリティ業界に対するRingの差別化の1つです。従来は一定レベルに確保された安全性とセキュリティを、サービスとして提供することを目標としていますが、Ringはフィードバックとネット連携により安全性を長期的に高めていくことを目標にしているとのことです。
利用料金は月額10ドル及び年間100ドルで、クラウドビデオストレージと、訓練を受けた従業員による24時間365日のモニタリング、Ring他製品の1割引の権利が含まれます。一方Nestの24時間モニタリングの価格はまだ確定しておらず、月額10ドルのNest Awareに加算する形になり、価格面ではRingが一歩リードしていると言えます。
Ring Protectの本体価格は199ドルとNest Secureの 399ドルよりも安価であり、Ringの既存製品や、サードパーティ製品にも対応します。
注目のRing Protectは現在予約受け付け中で、11月下旬に発売予定です。