Murata Electronics AmericasとGoogleは、世界最小の人工知能モジュールを開発したと主張しています。物理的な仕様はもちろん、それよりも注目されるのは、この新しいテクノロジーにより、人工知能ソリューションを実際に実装するために必要なアルゴリズム計算が高速化できるという2社の主張です。
正式には、「Coral Accelerator Module」と呼ばれるこの独自技術は、主にGoogleのEdge TPU ASICに基づいたもので、毎秒4テラオペレーション(TOPS)で高性能、低電力のニューラルネットワーク処理を提供します。
物理的な仕様もインパクトがあ流もので、10×15×1.5 mmのサイズのフットプリント内にある新しいソリューションは優れたノイズ抑制機能を提供し、また、プリント回路基板の設計が簡素化されているため、AIソリューションを実装する際の最大の課題のいくつかを克服できるそうです。
さらに、統合しやすいパッケージを提供いるため、より多くの顧客がより多くの環境で使用できる利点があるとのことで、「Coral Accelerator Module」は、完全に統合されたCoral AIプラットフォームの一部であり、さまざまな業界およびアプリケーションタイプの設計者を支援するために作成されています。
少し具体的には、デバイスレベルで実行されるAIアプリケーションがプロトタイプから実稼働に迅速に移行できるように、プラットフォームを作成いるとのことです。
興味のある人のために、Coralはハードウェアコンポーネント、ソフトウェアツール、およびローカルAIを使用してデバイスを構築するためのコンパイル済みモデルの完全なツールキットを提供します。
(画像引用:https://www.murata.com/)