ロシアのインターネットサービス会社であるYandexは、独自のLight Identification Detection and Ranging(LIDAR)レーザーテクノロジーとカメラのテストを開始したと発表しました。新しいデバイスは、最近公開された同社の配送ロボットであるYandex.Roverに使用されます。
Yandexによれば、同社のソフトウェアは、運転中にLIDARのスキャンパターンを調整でき、密集した街路、高速道路、悪天候などのさまざまな運転条件に適応できるようにパラメータを変更できます。センサーは、最大200メートル(または約656フィート)の距離にある特定の物体に焦点を合わせて、それが歩行者、自転車、または他のものであるかどうかを判断することもできます。
Yandexの自動運転車の責任者であるDmitry Polishchuk氏は、LIDARセンサーの量産に入れば、部品の生産において最大75%節約できると語りました。
Polishchuk氏は次のように付け加えました。「LIDARを使用するとセンサーの生データにアクセスし分析することで他のセンサーからの情報と同期できます。これにより、車両の周囲のオブジェクト情報をより識別しやすくなります。そして、今回のプロトタイプは、既存のデバイスの半分のコストです。」
Yandexは、今後数か月で2つのLIDARセンサーを発売します。それらの1つは、システム全体がシリコンチップ上に構築されている固体状態の120度の視野を持ち、2番目のセンサーは周囲の360度の視野を提供します。
同社はまた、低照度のオブジェクトと明るい照明を同時に検出でき、突然の照明の変化にすばやく適応できるカスタムハイダイナミックレンジカメラを発売します。このカメラは、たとえば、トンネルに入るときや駐車場を出るときに活用される見込みです。
(画像引用:https://www.iottechnews.com/news/2019/dec/16/yandexs-building-lidar-sensors-self-driving-car-market/)