「Apple Card」はAppleが米国において、ゴールドマンサックスと提携し展開している新世代クレジットカードサービスです。
Appleのティム・クックCEOは投資家向けカンファンスコールにて、2019年の後半には「Apple Card」の新サービスである「米国でのiPhoneの無利子分割購入」を提供開始すると言及しました。
「Apple Card」は、iPhoneでカードの支払い状況を管理できたり、Apple Payを通しての支払いができたりなどの特徴がありますが、2019年11月現在は米国でのみの利用にとどまっています。
今回クックCEOから発表されたのは、Apple Cardを通じてiPhoneを買えば24回分割無利子で手に入れられる新しいサービスで、24回も無利子の上に、Apple Storeでの購入の際にもらえる3%還元特典も対象となるダブルでお得な特典です。もちろん、Apple Walletアプリから支払いの管理も行えます。
ちなみに日本におけるiPhone購入の特典は、ホリデーシーズンなどにApple Storeで手数料なしの分割支払いサービスが実施されることはありますが、今回の新サービスのように年中利用できることはありませんでした。
気になる日本での「Apple Card」のサービス展開については、以前ティム・クックCEOが「Apple Cardをどこでも提供したい」と言及していることからも海外展開を視野に入れていることはわかりますが時期は未定です。
Appleは2019年11月時点で世界の6,000以上のカード発行事業者を通じ「Apple Pay」を提供してはいますが、「2020年度までにサービス事業の収益を2016年時点の2倍に拡大」との目標をかかげていることもあり、決済サービス「Apple Card」の海外展開を重要視していることは間違いありません。
(画像引用: https://www.apple.com/apple-card/)