Virgin Mediaは、ブロードバンドキャビネットを使用して、電気自動車(EV)の最大の問題のひとつ”充電”を解決したいと考えています。
特に接続機能がどんどん増加する電気自動車にとって、充電は大きな問題です。調査によると、ドライバーが依然として燃焼車両を選択している最大の理由は、EVの充電インフラストラクチャの不足が原因とのことです。
充電インフラストラクチャを設置する場所が増えてはいますが、特にメインルートに沿ったサービスステーションでは、時間も費用もかかってしまいます。
Virgin Mediaは2019年11月現在、英国内にすでに約40,000個のストリートキャビネットを持っており、同社のケーブルブロードバンドネットワークに使用されています。 そして、今後18か月間に、これらのキャビネットのうち1,200台に充電ステーションを設置する予定だと発表しました。
既存のインフラストラクチャに機能を後付けすることは、全国規模の充電ネットワークをゼロから構築するよりも高速で費用効率が高くなります。ロンドンのサザークでスタートアップConnected Kerbが成功したトライアルに続き、より広いロールアウトが計画されています。
Liberty Globalのグローバルエネルギーおよびユーティリティ担当副社長、Jason Simpson氏は次のようにコメントしています。
「ストリートキャビネットを活用することで、Liberty Globalは通信インフラストラクチャの従来の使用法を超え、環境や英国全体のコミュニティにプラスの影響を与えることができます。
より多くの電気自動車充電器と関連する接続を英国の道路にもたらすことで、より多くの人々が電気自動車を購入するようになり、このことは、Innovate UKの計画に大きく貢献するでしょう。このエキサイティングで革新的なプロジェクトにそれぞれの専門分野をもたらす幅広いパートナーと協力できることを嬉しく思います。」
プロジェクトのタイトルはVirgin Media Park&Chargeといいます。コングロマリットの次のターゲットエリアなどの詳細はまだ発表されていません。
まだ価格については発表されてませんが、サザークでのトライアルのユーザーは、最大4時間で£3.50 /時間でした。より広範なロールアウトが開始されると、Virgin MediaのブロードバンドおよびTVの顧客に何らかの形の割引が提供されると想定できます。
(画像引用: https://www.iottechnews.com/news/2019/nov/04/virgin-media-use-broadband-cabinets-charge-electric-vehicles/)